保育園・預け先で哺乳瓶を飲まない原因と対策|慣らしの進め方と声かけ
結論から言うと、保育園や預け先で哺乳瓶を飲まないのは「よくあること」で、原因の多くは環境の変化・飲ませる人の違い・安心感の不足にあります。つまり、赤ちゃんが悪いわけでも、保護者が失敗したわけでもありません😊
対策としては、①家庭と園で情報をそろえる、②慣らし保育の進め方を工夫する、③“飲ませ方”より先に安心を作る声かけ・ルーティン、この3つが効果的です。
この記事では、ミルク拒否・哺乳瓶拒否(飲まない)が園で起きる理由を分解し、今日からできる具体策をまとめます。「いつまで続くの?」「家では飲むのに園だと飲まない…」という不安も、最後まで読めば整理できるように作っています。
全体像を先に確認したい方は、こちらの目次も参考になります。
👉 ミルク拒否ガイド【保存版】|原因・対策・哺乳瓶選び・月齢別サポートまとめ
- 保育園・預け先で哺乳瓶を飲まないのは「普通」?まず知っておきたいこと
- 原因はこれ!園で哺乳瓶を飲まない主な理由(一覧)
- まずやるべき最優先:園に渡す「飲める条件メモ」テンプレ
- 園で飲まない原因①:授乳環境が違いすぎる(匂い・音・人・光)
- 園で飲まない原因②:抱き方・角度・口の当て方が合っていない
- 園で飲まない原因③:ミルクの温度・作り方の差(ぬるい/熱い/泡立ち)
- 園で飲まない原因④:空腹タイミングが合わない(眠い・遊びたい)
- 園で飲まない原因⑤:分離不安・緊張で“飲むモード”になれない
- 原因⑥:哺乳瓶・乳首(ニプル)が園用に変わっている/劣化している
- 慣らし保育の進め方|哺乳瓶が苦手な子の「段階ステップ」
- 園での声かけ・家での声かけ|“飲ませる”より“安心させる”
- “園で飲まない”ときの対策チェックリスト
- 比較:園で試しやすい「対策」早見表
- やってはいけないNG対応|“飲ませたい”が逆効果になることも
- それでも飲まないときの「代替」アイデア(園と相談しながら)
- 受診の目安|園で飲まないだけ?体調のサインを見分ける
- まとめ|園で飲まない時こそ「情報共有+安心づくり+慣らし」が近道
- 【医療者コメント】医師・産婦人科看護師より🌸
- 育児に取り組むパパ・ママへ🌼
保育園・預け先で哺乳瓶を飲まないのは「普通」?まず知っておきたいこと
「園でミルクを飲まない」と聞くと、保護者としては胸がギュッとなりますよね。ですが、慣らし保育の初期には、哺乳瓶拒否・ミルク拒否が一時的に起こることは珍しくありません。
よくあるパターン
- 家では飲むのに、園では飲まない
- 最初の数日はほとんど飲まず、少しずつ戻る
- 午前は飲めないが、午後は飲める
- “この先生なら飲める”が出てくる
赤ちゃんにとっては、園は「新しい場所・新しい匂い・新しい音・新しい人」。緊張で食欲が落ちるのは自然な反応です。まずは短期的な拒否=異常ではないと知っておくと、気持ちが少しラクになります。
原因はこれ!園で哺乳瓶を飲まない主な理由(一覧)
園で飲まない理由は1つではなく、複数が重なりやすいです。まずは原因候補を“見える化”しましょう。
| 原因カテゴリ | 具体例 | 起こりやすい月齢 | 対策の方向性 |
|---|---|---|---|
| 環境の変化 | 匂い・音・光・他児の泣き声が刺激 | 全年齢 | 環境調整/落ち着くルーティン |
| 抱っこ・姿勢が違う | 角度が合わない/首・背中が反る | 2〜6ヶ月 | 抱き方の共有/姿勢の固定 |
| 乳首・哺乳瓶の違い | 流量が合わない/硬さ・形が違う | 全年齢 | 家と同じセットに統一 |
| 温度・味の差 | 少し熱い/ぬるい/粉の溶け残り | 全年齢 | 温度目安の共有/作り方統一 |
| 空腹タイミングがズレる | 眠気・活動量・昼寝が違う | 3ヶ月〜 | 授乳間隔の調整/時間を前倒し |
| 分離不安・緊張 | ママ/パパがいない不安で飲めない | 6〜12ヶ月 | 安心づくり/声かけ/慣らし |
ミルク拒否の原因を網羅的に確認したい場合は、こちらも便利です。
👉 ミルク拒否の原因一覧
まずやるべき最優先:園に渡す「飲める条件メモ」テンプレ
園側もいろいろ試してくれますが、情報が少ないと遠回りになりがちです。最初に「家で飲めている条件」を渡すと成功率が上がります。
✅ 園に渡すメモ(コピペOK)
- 哺乳瓶:メーカー/容量/家と同じ物か
- 乳首(ニプル):サイズ/形/硬さ(例:S/M/L)
- ミルク:銘柄/濃度(作り方)
- 温度:熱め・ぬるめなどの好み
- 姿勢:縦抱き/横抱き/角度(写真があると◎)
- 環境:暗めが良い/静かな場所が良い/音がある方が良い
- タイミング:起床後すぐ/眠い時/昼寝前など
- 声かけ:家で効く言葉(例:「いっしょに飲もうね」)
「乳首サイズが合わない」だけで飲まないこともあるので、月齢に合うかの確認もおすすめです。
👉 月齢別乳首(ニプル)サイズの選び方
園で飲まない原因①:授乳環境が違いすぎる(匂い・音・人・光)
園は刺激が多く、赤ちゃんの集中が途切れやすい場所です。家なら静かに飲める子でも、園では気が散って「飲まない」「途中で泣く」ことがあります。
対策:園でできる“環境調整”の具体例
- 授乳はできるだけ静かな隅で(他児の視線・音が少ない)
- 抱っこしている大人が、赤ちゃんの視界に入るものを減らす
- お腹が空きすぎる前に、少し早めに授乳を開始
- 泣いて荒れている時は、いきなり哺乳瓶を入れずまず落ち着かせる
環境の影響については、こちらでより詳しく解説しています。
👉 授乳環境(匂い・姿勢・温度)の影響
園で飲まない原因②:抱き方・角度・口の当て方が合っていない
飲ませる人が変わると、抱っこの角度、乳首の当て方、ペースが変わります。それだけで赤ちゃんは「いつもと違う!」と感じ、吸い付きが弱くなったり、むせたりして嫌がることがあります。
対策:抱き方・角度を「統一」する
- 家で成功している姿勢を写真 or 簡単な図で共有
- 首すわり前は、頭と首が安定するように支える
- 哺乳瓶の角度は、空気を飲みにくいように調整(乳首内にミルクが満ちる)
抱き方・角度の具体策は、こちらが読みやすいです。
👉 飲みやすくなる抱き方・角度
園で飲まない原因③:ミルクの温度・作り方の差(ぬるい/熱い/泡立ち)
園では複数の赤ちゃんの対応があり、温度や混ざり具合が“家と微妙に違う”ことがあります。赤ちゃんによっては、その微差でも「飲まない」に繋がることがあります。
対策:温度の好みを共有する
- 温度は「○○くらい」と曖昧にせず、熱め/ぬるめなど体感で共有
- 家でOKなら、園でも同様に調整してもらう
- 泡立ちが強いと飲みにくい子もいるので、混ぜ方も統一
温度調整のコツはこちら。
👉 ミルクの温度調整テクニック
園で飲まない原因④:空腹タイミングが合わない(眠い・遊びたい)
園では、活動量や昼寝のタイミングが家とズレやすいです。すると、家なら飲める時間でも、園だと「眠い」「遊びたい」「興奮している」などで飲めないことがあります。
対策:時間をずらす“慣らし調整”
- 園での授乳を、少し前倒しして空腹ピーク前に
- 眠気が強い子は、眠いタイミング(ねんね飲み)が合うことも
- 逆に眠すぎると怒って飲めない子もいるので、園と反応を共有する
園で飲まない原因⑤:分離不安・緊張で“飲むモード”になれない
特に6〜12ヶ月頃は、記憶や愛着が発達して「いつもの人」「いつもの場所」を好むようになります。すると、園での緊張が強い日は、ミルクや哺乳瓶を受けつけにくくなることがあります。
対策:哺乳瓶より先に「安心」を作る
- 授乳前に、同じ先生が毎回同じ声かけをする
- 授乳の前に、30秒でもいいので抱っこで落ち着く時間を入れる
- 「今から飲むよ」の合図(歌、トントン、タオル)を固定する
不安でつらくなりやすい時期は、保護者側の心も消耗しがちです。
👉 ミルク拒否が続いてつらい…不安が強くなる理由と心の整え方
原因⑥:哺乳瓶・乳首(ニプル)が園用に変わっている/劣化している
園用に別セットを用意すると、「家と違う」で飲まないことがあります。さらに乳首が劣化して硬くなったり、流量が合わないと、吸い付きが弱くなって拒否につながることも。
対策:まずは“家と同じセット”で統一
- 可能なら、家と同じメーカー・同じ乳首を園でも使用
- 園用セットも、定期的に乳首の状態を確認
- 「飲むのが遅い/むせる/怒る」なら流量が合っていない可能性
乳首サイズの基本は、こちらが分かりやすいです。
👉 月齢別乳首(ニプル)サイズの選び方
慣らし保育の進め方|哺乳瓶が苦手な子の「段階ステップ」
慣らし保育は「時間を伸ばす」だけでなく、赤ちゃんが園で安心して飲める状態を作る期間でもあります。飲まない子ほど、段階を踏む方がうまくいきやすいです。
ステップ表(目安)
| ステップ | ゴール | 園でやること | 家でやること |
|---|---|---|---|
| 1 | 園の環境に慣れる | 抱っこ・声かけで安心づくり | 登園前後はスキンシップ多め |
| 2 | 哺乳瓶を口に入れられる | 短時間でチャレンジ→無理しない | 哺乳瓶で“少量だけ”練習 |
| 3 | 園で少量でも飲める | 静かな場所・同じ先生・同じルーティン | 園と同じ温度・同じ姿勢で練習 |
| 4 | 必要量に近づく | 時間をずらす/こまめに少量 | 家での飲みムラを許容して調整 |
「飲まないと焦ってしまう…」という気持ちは自然です。気持ちの整え方も、必要ならこちらを。
👉 ミルクを飲まないと焦ってしまう…“焦りの正体”とコントロール法
園での声かけ・家での声かけ|“飲ませる”より“安心させる”
赤ちゃんは言葉の意味を全部理解していなくても、声のトーン・表情・繰り返しから安心を受け取ります。声かけはシンプルが最強です😊
園の先生向け:声かけ例
- 「大丈夫だよ、ここにいるよ」
- 「今からミルクだよ。ゆっくりでいいよ」
- 「一口だけやってみようか」
- 「飲めなくても大丈夫。ちょっと抱っこしようね」
保護者向け:登園前・帰宅後の声かけ例
- 「今日は先生と一緒にミルク練習してみようね」
- 「飲めなくても大丈夫。帰ってきたら一緒に飲もうね」
- 「がんばったね。ちゃんと会えたね」
泣きすぎて飲めないタイプの子は、落ち着かせ方も鍵になります。
👉 泣きすぎてミルクを飲めないときの落ち着かせ方
“園で飲まない”ときの対策チェックリスト
- ☐ 家と同じ哺乳瓶・乳首(ニプル)を使っている
- ☐ ミルクの温度・濃度(作り方)を園と共有した
- ☐ 抱き方・角度(写真付き)を園に渡した
- ☐ 授乳場所を静かな場所にできるか相談した
- ☐ 授乳タイミングを前倒しできるか検討した
- ☐ “同じ先生・同じ声かけ”のルーティンを作った
- ☐ 少量を複数回に分ける案を園と相談した
比較:園で試しやすい「対策」早見表
| 対策 | 効果が出やすいタイプ | 注意点 |
|---|---|---|
| 静かな場所で授乳 | 気が散る/周りを見る子 | 園の動線と相談が必要 |
| 同じ先生で授乳 | 人見知り・緊張が強い子 | シフトの都合がある |
| 温度・姿勢の統一 | 家では飲めるのに園で飲めない子 | 情報共有が重要 |
| 少量を回数で稼ぐ | 一気に飲めない子 | 授乳回数が増え、園の負担が増える |
やってはいけないNG対応|“飲ませたい”が逆効果になることも
飲まないと心配で、つい頑張りすぎてしまうことがあります。でも、赤ちゃんが拒否しているときに強く進めると、哺乳瓶=嫌な体験になりやすいです。
- 無理に口へ押し込む(恐怖体験になりやすい)
- 泣いているのに授乳を続ける(落ち着く→授乳の順が大切)
- 短時間に何度も強いトライ(拒否が強化されることがある)
NG対応を詳しく知りたい場合はこちら。
👉 ミルク拒否中にやってはいけないNG対応
それでも飲まないときの「代替」アイデア(園と相談しながら)
哺乳瓶がどうしても難しい場合、月齢や園の方針次第で“代替手段”が助けになることがあります。
- スプーン・小さめカップ(園が対応可能なら)
- 離乳食が進んでいれば、食事と水分の組み合わせで補う
- 園でのミルク量が少ない日は、帰宅後に回数でカバー
代替アイテムをまとめた記事もあります。
👉 哺乳瓶を嫌がるときに試せる“代替アイテム”まとめ
受診の目安|園で飲まないだけ?体調のサインを見分ける
多くは「慣れ」の問題ですが、体調不良が隠れていることもあります。次のサインがある場合は、園とも相談しつつ受診を検討してください。
- おしっこが極端に少ない/半日以上ほぼ出ない
- ぐったりしている、機嫌が悪い状態が続く
- 発熱、強い嘔吐、下痢が続く
- 体重が増えない・減ってきた
まとめ|園で飲まない時こそ「情報共有+安心づくり+慣らし」が近道
- 園で哺乳瓶を飲まないのは、環境変化・緊張・抱き方の違いなどで起こりやすい
- 最優先は、家で飲める条件(温度・姿勢・乳首)を園に共有すること
- 慣らしは「時間」だけでなく、安心ルーティン(同じ声かけ)が鍵
- 無理に飲ませず、少量・回数・タイミング調整で進める
【医療者コメント】医師・産婦人科看護師より🌸
園で飲めないのは、赤ちゃんが“がんばっているサイン”でもあります。慣れない場所で緊張すると、口の動きが固くなり、吸い付きが浅くなる子も多いです。まずは家と園で条件をそろえること、そして授乳の前に抱っこや声かけで落ち着く時間を作ることが大切。少しずつで大丈夫です。
「飲まない」が続くと心配になりますが、多くは環境要因と適応の問題です。一方で、脱水や体調不良が隠れていることもあるため、おしっこ回数・機嫌・活気・体重の推移はチェックを。園と家庭で情報を共有しながら、必要なら小児科へ相談してください。
育児に取り組むパパ・ママへ🌼
園で飲めない日があっても、赤ちゃんは毎日ちゃんと前に進んでいます。うまくいかない日は“工夫ポイントを見つけた日”でもあります。
焦らず、園とチームになって少しずつ整えていきましょうね。
この記事が役に立ったら、他の記事も参考にしてみてくださいね。
👉 目次: ミルク拒否ガイド【保存版】|原因・対策・哺乳瓶選び・月齢別サポートまとめ
🩺この記事の執筆・監修者
📌 執筆者:
元産婦人科看護師|第一子育児中の母
産前・産後ママたちを数多くサポート。看護師&育児経験を活かし当ブログの執筆・運営を担当🌸
📌 医療監修:
医師|第一子育児中の父
発達特性やメンタルヘルス領域が専門🌻
医学的な正確性・安全性(受診目安や表現の適切性)の確認を中心に当ブログを監修🌼
※個別の診断・治療を提供するものではありません。必要に応じて医療機関へご相談ください。



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