哺乳瓶を嫌がるときに試せる“代替アイテム”まとめ

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哺乳瓶を嫌がるときに試せる“代替アイテム”まとめ

結論からお伝えします。
哺乳瓶拒否・ミルク拒否があるときは、「哺乳瓶で飲ませる」以外のルート(代替アイテム)を一時的に使うことで、哺乳量を確保できたり、授乳ストレスを減らせることがあります。ただし、月齢や発達、誤嚥(むせ)リスクによって向き不向きがあるため、安全な順番で、短時間の“つなぎ”として使うのがコツです。

「哺乳瓶を見ただけで泣く」「乳首を入れると反り返る」「母乳は飲むのにミルクだけ飲まない」など、哺乳瓶拒否は突然始まることも多く、パパ・ママは焦ってしまいがちですよね。
この記事では、0〜12ヶ月の赤ちゃん向けに、哺乳瓶を嫌がるときに試せる代替アイテム(飲ませ方)を、安全性・月齢別の目安・メリット/注意点つきでまとめました。今日から実践できる内容にしているので、できそうなものから1つずつ試してみてください😊

まず確認|哺乳瓶拒否・ミルク拒否の「原因」が隠れていないか

代替アイテムはとても便利ですが、根本には「飲まない原因」があることが多いです。原因を放置したまま飲ませ方だけ変えると、うまくいかないこともあります。

  • 哺乳瓶の素材・匂いが嫌(シリコン臭、洗剤臭など)
  • 乳首の流量が合わない(出過ぎてむせる/出なさすぎて疲れる)
  • ミルクの温度が合わない(熱い・ぬるい)
  • 授乳環境が落ち着かない(音・光・人の気配)
  • 眠い/興奮/空腹が弱いなど、タイミングの問題
  • 月齢による発達(気が散る・遊び飲み・反り返り)

原因チェックは、以下の記事が役立ちます(先にここを押さえると成功率が上がります)。
ミルク拒否の原因一覧
哺乳瓶だけ嫌がる赤ちゃんの特徴
哺乳瓶を変える前にやるべきチェックリスト

代替アイテムはいつ使う?|おすすめの使いどきチェック

次のチェックに当てはまるときは、代替アイテムが「今の状況」に合っている可能性が高いです。

  • ☐ 哺乳瓶を強く嫌がり、いったん休ませたい
  • ☐ 体重や哺乳量が心配で、とにかく“飲める手段”を増やしたい
  • ☐ 夜間・外出など、哺乳瓶の練習をする余裕がない
  • ☐ 母乳は飲めるが、ミルクだけ拒否が強い
  • ☐ 数日〜1週間の「つなぎ」を作って気持ちを落ち着けたい

一方で、ぐったりしている/脱水が疑わしい/明らかな体調不良があるときは、代替アイテムで様子見よりも相談を優先してください。
ミルク拒否で受診すべき症状

【一覧】哺乳瓶を嫌がるときに試せる“代替アイテム”まとめ

代替アイテムは大きく分けると、次の3系統です。
①口に入れる道具を変える②飲ませ方(姿勢・流れ)を変える③ミルク自体(形態)を変える
まずは「安全で簡単」なものから試すのがおすすめです。

代替アイテム 目安月齢 向いているケース 注意点
スプーン(授乳スプーン) 0ヶ月〜 少量ずつ確実に飲ませたい 時間がかかる/むせるときは中止
スポイト(シリンジ) 0ヶ月〜 少量の補足、薬のように与えたい 勢いよく入れない(誤嚥注意)
カップ授乳(小さめカップ) 0ヶ月〜(コツ要) 哺乳瓶の乳首が嫌、口唇で受け取れる 姿勢と角度が重要/こぼれやすい
哺乳瓶“乳首なし”(カップのように使う) 2〜3ヶ月〜 乳首だけ嫌がる子 流れが速いとむせる
ストロー練習用コップ(介助タイプ) 6ヶ月〜 離乳食開始後、コップ移行期 早すぎると難しい
スパウト/マグ(段階的マグ) 6ヶ月〜 哺乳瓶よりマグが好きな子 吸い方が異なる/むせる子も
液体ミルク(形態変更) 0ヶ月〜 粉ミルクの味・匂いが合わない 常温が苦手な子は工夫が必要

ここからは、それぞれのアイテムを「やり方・メリット・つまずきポイント」つきで詳しく解説します。

代替アイテム① スプーン授乳|最も安全に“少量ずつ”試せる

スプーン授乳は、哺乳瓶拒否のときに最初に試しやすい方法です。特に新生児〜低月齢で、口の中に強い刺激を入れたくないときにも向きます。

やり方(基本)

  • 赤ちゃんを少し起こし気味(半座位)に抱っこする
  • スプーンの先に少量のミルクをのせ、下唇に触れる
  • 赤ちゃんが舌で受け取るのを待つ(流し込まない)
  • むせたら中断して休憩

メリット

  • 少量ずつで安全性が高い
  • 「哺乳瓶=嫌」の学習をいったんリセットしやすい
  • 飲む量の“最低ライン”を守りやすい

注意点(つまずきやすいポイント)

  • 時間がかかる(数分〜20分程度になることも)
  • 赤ちゃんが泣きすぎていると難しい
  • 勢いよく入れるとむせる

泣きすぎて飲めないときは、まず落ち着かせる工夫が効きます。
泣きすぎてミルクを飲めないときの落ち着かせ方

代替アイテム② スポイト(シリンジ)|“補足”に強い。少量を確実に入れたいとき

スポイトやシリンジは、授乳というより「補足手段」です。少量でも確実に飲ませたいとき(例:飲めた量が少なすぎて心配、薬を混ぜたいなど)に役立ちます。

向いているケース

  • 哺乳瓶を完全拒否で、まずは少しでも入れたい
  • 体重増加が気になり、補足が必要
  • スプーンだとこぼれてしまう

やり方(安全のコツ)

  • 赤ちゃんの口角(横)から、頬の内側に沿わせるように少量ずつ入れる
  • 飲み込むのを待って、次を入れる
  • 咳き込んだらすぐ中止

注意点

  • 勢いよく押すと誤嚥(むせ)リスクが上がる
  • 「飲む練習」にはなりにくい(あくまで補足)
  • 赤ちゃんが嫌がる場合は無理しない

「最低限どれくらい飲めていればOK?」という守るラインの考え方は、こちらが参考になります。
ミルク拒否中でも体重を維持する方法|哺乳瓶拒否で飲まない時の「守るライン」と実践チェック

代替アイテム③ カップ授乳|“乳首が嫌”な子にハマることがある

カップ授乳は、赤ちゃんがミルクを「すする・舐める」ようにして飲む方法です。哺乳瓶の乳首を入れること自体が嫌な赤ちゃんで、意外と飲めることがあります。

カップ授乳の基本

  • 赤ちゃんは半座位(首が安定する角度)
  • カップの縁を下唇にそっと当てる
  • 赤ちゃんが舌でミルクを受け取るのを待つ
  • 流し込まない(角度をつけすぎない)

メリット

  • 乳首を口に入れずに飲める
  • 哺乳瓶への嫌悪感が強いときの“逃げ道”になる
  • 外出先でも代用しやすい(清潔な容器があれば)

注意点

  • こぼれやすく、慣れるまで難しい
  • 姿勢が悪いとむせやすい
  • 赤ちゃんが嫌がる場合は無理しない

授乳姿勢の基本は、こちらの記事が役立ちます。
飲みやすくなる抱き方・角度

代替アイテム④ 哺乳瓶の“乳首だけ外す”|乳首が嫌な子の裏技(慎重に)

「哺乳瓶は嫌がるのに、スプーンやカップなら口を開ける」という子もいます。
その場合、哺乳瓶の乳首を外し、哺乳瓶を“カップのように”使うと、飲めることがあります。

ただし、哺乳瓶はカップよりも流れが速くなりやすいので、むせやすい赤ちゃんには不向きです。必ず少量で試してください。

向いているケース

  • 乳首を口に入れると泣く/噛むだけで飲まない
  • カップ授乳が少しできそう
  • 外出先で手元に哺乳瓶しかない

「噛むだけで飲まない」タイプは、こちらの記事が参考になります。
哺乳瓶を噛むだけで飲まないときの原因

代替アイテム⑤ スパウト・マグ・ストロー|6ヶ月以降の“移行期”に強い

離乳食開始後(5〜6ヶ月以降)になると、「哺乳瓶に戻る」よりも、コップやマグへ移行した方がスムーズな赤ちゃんもいます。哺乳瓶拒否が強い子ほど、意外とマグは受け入れることがあります。

目安(ざっくり)

  • スパウト/マグ:6ヶ月〜(個人差あり)
  • ストロー練習:6〜8ヶ月〜(コツが必要)
  • コップ飲み:練習開始は6ヶ月前後〜

メリット

  • 哺乳瓶にこだわらず、飲めるルートが増える
  • 水分補給の習慣につながる
  • 外出時の負担が減りやすい

注意点

  • 月齢が早いと難しい(むせる・飲めない)
  • ミルクは粘度が低く、勢いが出やすいことがある
  • 赤ちゃんが疲れて逆に嫌がることもある

離乳食開始後の飲み渋り・ミルク拒否は、発達と絡むことも多いです。
【5~6ヶ月】離乳食開始後のミルク拒否と対処

代替アイテム⑥ 液体ミルク|「味・匂い」や準備負担を減らす選択肢

アイテムというより「形態の変更」ですが、哺乳瓶拒否・ミルク拒否のときに助けになることがあります。
粉ミルクの匂いが苦手な赤ちゃんや、夜間・外出で親の負担を減らしたいときに便利です。

ただし、液体ミルクは常温が基本なので、温度に敏感な赤ちゃんは嫌がることもあります。その場合は、手で温める/ぬるめにするなど工夫が必要です。

詳しくはこちらで比較しています。
粉ミルクと液体ミルクの違い|飲みやすさ・味・メリット比較と使い分けのコツ

月齢別|おすすめの代替アイテム早見表

「うちの子の月齢だと、何から試すのが安全?」がすぐ分かるように整理しました。

月齢 試しやすい代替アイテム ポイント
新生児〜1ヶ月 スプーン / スポイト / カップ(慎重に) むせやすいので“少量ずつ”が最優先
2〜3ヶ月 スプーン / スポイト / カップ / 乳首なし哺乳瓶(慎重に) 飲みムラが出やすい。環境調整もセットで
4〜6ヶ月 カップ / 乳首なし哺乳瓶 / マグ導入(個人差) 哺乳瓶拒否が増える時期。発達要因を疑う
7〜12ヶ月 コップ / マグ / ストロー練習 離乳食の影響も大きい。水分補給ルートを増やす

月齢ごとの「哺乳瓶拒否が増える理由」は、こちらで詳しく解説しています。
【4ヶ月】哺乳瓶拒否が増える理由と対策

失敗しにくい進め方|“代替→落ち着く→再チャレンジ”が基本

代替アイテムは「最終手段」ではなく、親子が落ち着くための“つなぎ”として使うと上手くいきやすいです。おすすめの流れは次の通りです。

  1. 安全に飲める代替手段(スプーン・スポイトなど)で哺乳量を確保
  2. 授乳環境・温度・姿勢など、原因になりやすいポイントを整える
  3. 機嫌が良いタイミングで、短時間だけ哺乳瓶に再チャレンジ

「哺乳瓶への再チャレンジ」のコツは、こちらが役立ちます。
哺乳瓶拒否を克服する方法

代替アイテムを使うときの安全チェックリスト

どの方法でも共通して大切なのは、安全です。以下を満たしているか、毎回ざっくり確認してみてください。

  • ☐ 赤ちゃんの姿勢が安定している(寝かせっぱなしで流し込まない)
  • ☐ むせ・咳き込みが増えていない
  • ☐ 早く飲ませようとして押し込んでいない
  • ☐ 1回の目標量を欲張りすぎない(少量×回数でもOK)
  • ☐ おしっこ回数が保てている

やってはいけない対応も、あわせて確認しておくと安心です。
ミルク拒否中にやってはいけないNG対応

それでも飲まない・不安が強いときに見直したいこと

代替アイテムを試しても難しいときは、「飲ませ方」だけでなく、次の観点で整理すると出口が見えやすくなります。

  • 授乳環境:音・光・匂いが刺激になっていないか
  • タイミング:眠気の波・興奮の波と重なっていないか
  • ミルクの相性:味・匂いが合わないサインはないか
  • 体調:鼻づまり、口内トラブル、発熱などはないか

環境の影響は意外と大きいです。
授乳環境(匂い・姿勢・温度)の影響

また、ミルク自体の相性が気になる場合は、こちらも参考になります。
ミルクの味が合わないときの判断方法

病院を受診した方がよいサイン

哺乳瓶拒否・ミルク拒否が続くとき、次のようなサインがあれば早めに医療機関へ相談しましょう。

  • 哺乳量が著しく減っている/飲めない状態が続く
  • おしっこが減る、口が乾くなど脱水が心配
  • 体重が増えない(成長曲線から外れてきた)
  • ぐったりして元気がない、発熱、嘔吐がある

受診の目安はこちらにまとめています。
👉ミルク拒否で受診すべき症状

【医療者コメント】医師・産婦人科看護師より🌸

産婦人科病棟看護師として多くの赤ちゃんを見てきましたが、哺乳瓶拒否の時期は「一時的に別の方法で哺乳量を確保する」ことが助けになる場面がよくあります。スプーンやカップなど、赤ちゃんの負担が少ない方法から試し、むせや咳き込みが増える場合は無理をしないことが大切です。ただし哺乳量の低下が続く・おしっこが減る・体重が増えないなどがある場合、脱水や体調不良が隠れていないか確認してみましょう。代替アイテムで抱え込まず、早めに相談してくださいね。

育児に取り組むパパ・ママへ🌼

飲まない日が続くと、本当に不安になりますよね。
でも「何とかしよう」と工夫しているあなたの姿勢は、赤ちゃんにとって十分すばらしいサポートです。

この記事が役に立ったら、他の記事も参考にしてみてくださいね。

👉 目次:ミルク拒否ガイド【保存版】|原因・対策・哺乳瓶選び・月齢別サポートまとめ

🩺この記事の執筆・監修者

📌 執筆者:
元産婦人科看護師|第一子育児中の母
産前・産後ママたちを数多くサポート。看護師&育児経験を活かし当ブログの執筆・運営を担当🌸

📌 医療監修:
医師|第一子育児中の父
発達特性やメンタルヘルス領域が専門🌻
医学的な正確性・安全性(受診目安や表現の適切性)の確認を中心に当ブログを監修🌼  

※個別の診断・治療を提供するものではありません。必要に応じて医療機関へご相談ください。

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