ミルク拒否におすすめの乳首(ニップル)5選|適切な乳首の選び方

哺乳瓶・乳首の選び方

ミルク拒否におすすめの乳首(ニップル)5選

結論:ミルク拒否・哺乳瓶拒否があるときは、いきなり哺乳瓶本体を総入れ替えするよりも、まず乳首(ニップル/ニプル)を「形・硬さ・流量(出る速さ)」で見直すのが近道になりやすいです。合う乳首に出会うと、赤ちゃんの「吸う→飲める」の負担が減り、結果として飲む量が戻ることがあります🙂

この記事では、0〜12ヶ月の赤ちゃん向けに、ミルク拒否・哺乳瓶拒否のときに試しやすい乳首(ニップル)5選と、失敗しにくい試し方(7日間テスト)合わないサイン月齢別の選び方をまとめます。

この記事でわかること

  • ミルク拒否で「乳首を変える」べき理由
  • おすすめ乳首(ニップル)5選と比較表
  • 合う乳首を最短で見つける「7日間テスト」
  • 月齢別・症状別の“合わないサイン”と次の一手
  • 受診を考える目安(むせ・咳き込みなど)

そもそも「乳首(ニップル)」を変えると飲めるようになる理由

赤ちゃんがミルクを飲むときは、舌・唇・顎を使って「吸う→飲み込む→呼吸する」を繰り返しています。乳首が赤ちゃんに合っていないと、ここで負担が増え、結果として

  • 吸い始めは飲むのに途中で泣く(疲れる/出すぎる/出なさすぎる)
  • 咥えるのを嫌がる(形や硬さが不快)
  • むせる・咳き込む(流量が速い/空気が入りやすい)
  • 噛むだけで飲まない(流量が合わない、歯ぐずり、遊び飲み)

といった反応が起きやすくなります。ミルク拒否の背景には他にも原因があるので、全体像は別記事も参考にしてください。
👉 ミルク拒否の原因一覧

乳首選びで失敗しにくい「3つの基準」

1)形:吸い付きが浅いなら“くわえやすさ”を最優先

「口が開かない」「咥えてもすぐ外す」「浅くしか吸えない」場合は、先端が長すぎる/短すぎる、口に入る部分の太さが合っていない可能性があります。

2)硬さ:嫌がる・反るなら“やわらかめ”が合うことも

硬めは形が保ちやすい一方、赤ちゃんによっては舌で押し返しやすく、嫌がることがあります。逆にやわらかすぎると潰れやすく、吸うのに疲れることも。「嫌がる→やわらかめ」「潰れる→ややしっかり」を目安に微調整します。

3)流量(出る速さ):むせる/怒る/疲れるなら最重要

流量が速すぎるとむせやすく、遅すぎると疲れて怒ったり途中でやめたりします。見分けのポイントは、別記事で詳しく解説しています。
👉 乳首の流量が合っているかどうかの見分け方


ミルク拒否におすすめの乳首(ニップル)5選

ここからは、実際に試しやすい定番どころを中心に紹介します。
※「これなら必ず飲む」という意味ではなく、“相性改善の可能性が高い選択肢”としてのおすすめです。

哺乳瓶のメーカーやシリーズによって互換性(付けられる/付けられない)があるので、購入前に対応表を確認してくださいね。

先に結論:迷ったらこの順で試すとムダが少ない

  1. まずは「同シリーズ内でサイズ(流量)を1段階調整」
  2. 次に「形の違う乳首(丸穴→スリット等)で飲みやすさを変える」
  3. それでもダメなら「別メーカー系(口当たり・形状が違うもの)」

1)ピジョン「母乳実感 乳首(SS / S / M / L / LL / 3L)」

おすすめポイント:母乳併用の家庭でまず候補に入りやすい定番。サイズ展開が豊富で、流量調整(SS〜)がしやすいのが強みです。

  • 向いているケース:母乳は飲むのにミルクだけ嫌がる/むせる・怒る(流量調整したい)
  • 特徴:くわえる深さの目安ラインがあり、浅くくわえてしまう子のサポートにも
  • 試し方のコツ:むせる子は“今より1段階遅いサイズ”も検討。飲むのに時間がかかりすぎる子は“1段階速いサイズ”も候補

2)コンビ「テテオ 授乳のお手本 乳首(S / M など)」

おすすめポイント:「飲めない→飲める」設計をうたうシリーズで、乳首の形状・吸い方のガイド感が強め。
“哺乳瓶の吸い方がまだ上手くない”タイプの赤ちゃんに相性が出ることがあります。

  • 向いているケース:飲み始めが下手/すぐ疲れる/吸えるのに量が伸びない
  • 特徴:月齢・発達に合わせたサイズ展開が分かりやすい
  • 注意:テテオでも一部の哺乳びんには取り付け不可があるため、シリーズ確認は必須

3)ChuChu(チュチュ)「スリムタイプ やわらかシリコーンゴム製 乳首(スーパークロスカット)」

おすすめポイント:クロスカット系で、赤ちゃんの吸う力に合わせて出方が変わりやすいタイプ。
「出る量が多すぎて怒る」「逆に出なくてキレる」など、流量の相性が難しい子の調整役になりやすいです。

  • 向いているケース:むせる/途中で泣く/飲みムラが大きい/勢いが嫌で拒否
  • 特徴:サイズアップ不要をうたう設計(ただし相性はあるので、合わなければ別タイプへ)
  • 試し方のコツ:最初は“空腹MAX”ではなく、少し落ち着いているタイミングで導入すると成功率が上がりやすい

4)NUK(ヌーク)「プレミアムチョイス 替えニップル(0〜6か月用 など)」

おすすめポイント:「おっぱいに近い」設計思想で有名。口を大きく開きやすい形状で、母乳中心の子が哺乳瓶に戸惑うケースで試す価値があります。

  • 向いているケース:母乳は上手いのに哺乳瓶だけ拒否/浅くくわえてしまう
  • 特徴:シリーズ内で互換性の案内が比較的明確(プレミアムチョイス系)
  • 試し方のコツ:乳首の向き(上あご側に孔が当たる設計の案内があるタイプ)を意識してみる

5)フィリップス Avent(アベント)「ナチュラルレスポンス 乳首(Natural Response)」

おすすめポイント:“吸ったときに出る”設計思想のシリーズとして知られ、ダラダラ流れ込むのが苦手な子で合うことがあります。
母乳と哺乳瓶の切り替えが難しい家庭の選択肢の1つ。

  • 向いているケース:流れ込むのを嫌がる/口からこぼれる/飲み方が不安定
  • 特徴:同シリーズ内で乳首の互換性がある(製品ラインのページで確認しやすい)
  • 注意:国内の取り扱い・流量表記は販売店で異なることがあるため、購入前に「対応ボトル」と「フロー(流量)」の確認は必須

【比較表】5タイプの乳首(ニップル)をどう使い分ける?

商品(シリーズ) 向いている悩み メリット 注意点
ピジョン
母乳実感 乳首
迷った/まず1つ試したい/
流量(出る速さ)を調整したい
・定番で情報が多い
・SS〜などサイズ展開が豊富で調整しやすい
・母乳併用でも試しやすい
・サイズ選びを外すと「むせる」「怒る」「疲れる」が起きやすい
・基本は同シリーズのボトル対応(互換性を確認)
コンビ
テテオ 授乳のお手本 乳首
吸い方がまだ安定しない/
飲み始めが下手/すぐ疲れる
・“飲み方のガイド”になりやすい設計
・発達段階に合わせた選び方がしやすい
・「飲めない→飲める」にハマる子がいる
・合わないと余計に嫌がることも(形状の相性)
・対応する哺乳びんシリーズの確認が必須
ChuChu(チュチュ)
スリムタイプ 乳首
(スーパークロスカット)
むせる/途中で泣く/
「出るのが速いor遅い」ムラが大きい
・吸う力に合わせて出方が変わりやすい
・流量の“ちょうどいい”を探しやすい子がいる
・気分転換の一手になりやすい
・吸う力が弱いと出にくく感じることも
・クロスカット系は好みが分かれやすい
・スリム(細口系)かどうかも要確認
NUK(ヌーク)
プレミアムチョイス 替えニップル
母乳は飲むのに哺乳瓶だけ拒否/
くわえが浅い/口を大きく開けにくい
・口を開けやすい形状で相性が出ることがある
・母乳寄りの感覚を求める家庭で候補になりやすい
・向き(あて方)で飲みやすさが変わる子がいる
・対応ボトル(シリーズ)確認が必須
Philips Avent(アベント)
ナチュラルレスポンス 乳首
流れ込むのが苦手/口からこぼれる/
飲み方が不安定で拒否につながる
・「吸ったときに出る」設計思想で合う子がいる
・ダラダラ出てくるのが苦手なタイプにハマりやすい
・フロー(流量)選びを間違えると出にくい・怒ることがある
・国内流通品は表記が分かりにくい場合があるので購入前に確認

月齢別:乳首サイズ(流量)の考え方

乳首は「月齢の目安」がありますが、赤ちゃんの吸う力・飲み方で個人差が大きいです。月齢どおりでなくてもOKなので、あくまで“調整の目安”として使いましょう。

サイズ選びの詳しい目安は、こちらにまとめています。
👉 月齢別乳首(ニプル)サイズの選び方

サイズアップ(流量を上げる)を考えるサイン

  • 飲むのが極端に遅く、途中で疲れて怒る
  • 吸っているのにあまり減らず、イライラする
  • 毎回飲み切る前に寝てしまう(眠気だけでなく疲労の可能性)

サイズダウン(流量を下げる)を考えるサイン

  • むせる・咳き込む
  • 口からこぼれる、飲みながら苦しそう
  • 飲み終わりに吐き戻しが増える(他原因もあるため“増えた”がポイント)

合う乳首を最短で見つける「7日間テスト」のやり方

乳首を変えるときに多い失敗が、「1回飲まない=即ダメ認定」です。赤ちゃんにも慣れが必要なので、条件を揃えて短期間で比較しましょう。

テスト前:条件を固定する(ここが一番大事)

  • ミルクの種類は同じ(味が変わると比較できません)
  • 温度は同じ(熱すぎ/ぬるすぎで拒否が出ます)
  • 姿勢・角度は同じ(抱き方で飲みやすさが変わります)
  • 時間帯はなるべく同じ(眠い/興奮していると結果がブレます)

Day1〜2:慣れの期間(結論を急がない)

最初は違和感で嫌がることもあります。飲んだ量だけで判断せず、表情・咥え直し・むせの有無を見ます。

Day3〜4:調整を“1つだけ”入れる

うまくいかないときほど、同時にあれこれ変えたくなりますが、原因がわからなくなります。

  • 調整例:サイズ(流量)を1段階変える
  • 調整例:授乳ペースを区切る(途中で一息入れる)

Day5〜7:合否判定(続ける/変える/一旦休む)

次のどれかに分類すると判断がラクになります。

判定 目安 次の行動
◎ 合っていそう 咥えやすい/むせが減る/途中で泣きにくい しばらく固定して“慣れ”を作る
△ 調整で改善余地 飲むがムラがある/時々怒る 流量か時間帯を微調整(1つだけ)
× 合わなそう 強い拒否が続く/むせが増える 別タイプへ。無理に押し込まない

乳首を変える前に:やっておくと成功率が上がるチェックリスト

「乳首が原因」ではなく、実は環境・温度・タイミングだった…ということはよくあります。購入前に一度確認しておくとムダが減ります。

👉 哺乳瓶を変える前にやるべきチェックリスト

超かんたんチェック(3つだけ)

  • ミルクの温度はいつも通り?(熱い/ぬるいで拒否になることも)
  • 眠すぎ・空腹すぎ・興奮しすぎじゃない?(テストがブレます)
  • 乳首が劣化(ベタつき・裂け・変形)していない?

受診を考える目安:むせる・咳き込むが強いとき

乳首の流量調整で改善するケースもありますが、むせ・咳き込みが強い/毎回起こる/呼吸が苦しそうなどがあるときは、早めに相談した方が安心です。

👉 授乳のたびにむせる・咳き込む


よくあるQ&A

Q:乳首を変えると、どれくらいで効果が出る?

A:合う場合は“その場で”飲みやすくなることもありますが、慣れが必要で数日かかることも多いです。判断は1回で決めず、先ほどの「7日間テスト」で見てみてください。

Q:乳首を変えたら逆に飲まなくなった…

A:違和感で拒否が一時的に強まることがあります。まずは同じ時間帯・同じ温度で2〜3回試し、それでもダメなら別タイプへ。赤ちゃんが強く嫌がるときは無理に続けず、休憩を挟むのが安全です。

Q:おすすめ5選を全部買うべき?

A:買い揃える必要はありません。まずは、今使っているシリーズ内でサイズ(流量)調整→次に形が違うタイプという順で十分です。負担とコストを最小化しましょう。


【医療者コメント】医師・産婦人科看護師より🌸

授乳は赤ちゃんだけでなく、パパ・ママの体力も削られやすいものです。「飲まない=自分のせい」と抱え込まず、乳首の流量や形を変える、授乳のタイミングを整えるなど、できるところから少しずつ試してみてください。合う組み合わせが見つかると、驚くほどラクになることがあります。

>ミルク拒否はよくある相談ですが、むせ・咳き込みが強い、呼吸が苦しそう、明らかなぐったり、尿が極端に少ない、体重が増えないなどがある場合は、早めの受診相談が安心です。乳首の調整で様子を見つつも、「いつもと違う」を感じたら遠慮せず医療機関に相談してください。

育児に取り組むパパ・ママへ🌼

毎日の授乳、本当におつかれさまです。
できることを一つずつ試していけば、必ずラクになる道が見つかります。

この記事が役に立ったら、他の記事も参考にしてみてくださいね。
👉 目次:ミルク拒否ガイド【保存版】|原因・対策・哺乳瓶選び・月齢別サポートまとめ

🩺この記事の執筆・監修者

📌 執筆者:
元産婦人科看護師|第一子育児中の母
産前・産後ママたちを数多くサポート。看護師&育児経験を活かし当ブログの執筆・運営を担当🌸

📌 医療監修:
医師|第一子育児中の父
発達特性やメンタルヘルス領域が専門🌻
医学的な正確性・安全性(受診目安や表現の適切性)の確認を中心に当ブログを監修🌼  

※個別の診断・治療を提供するものではありません。必要に応じて医療機関へご相談ください。

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