【5ヶ月】離乳食前後でミルクを飲まない原因|移行期のサインまとめ
結論から言うと、5ヶ月前後で「離乳食の準備期〜開始直後」にかけてミルクを飲まない・飲み渋るのは、発達(集中力・好奇心)、授乳リズムのズレ、味や温度の好み、口の使い方の変化が重なって起きることが多いです。
いきなり哺乳瓶を買い替えたり、無理に飲ませ続けたりするよりも、まずは“移行期のサイン”を整理して、原因に合った対策を小さく試すほうが、ミルク拒否・哺乳瓶拒否の悪化を防ぎやすいです😊
この記事では、離乳食前後でミルクを飲まない原因をチェックリストで確認しつつ、今日からできる対策をわかりやすくまとめます。
「飲まない=すぐ病気?」と不安になりやすい時期ですが、受診の目安も後半で整理するので安心してくださいね。
全体像を先に知りたい方は、こちらも参考になります。
ミルク拒否ガイド【保存版】|原因・対策・哺乳瓶選び・月齢別サポートまとめ
- 5ヶ月で「ミルクを飲まない」が増えるのはなぜ?(よくある全体像)
- 【チェックリスト】離乳食前後でミルクを飲まない原因(5ヶ月の移行期サイン)
- まず最初に整える:離乳食とミルクの“順番”で飲まないが起きる
- 「離乳食の刺激」で哺乳瓶が嫌になることもある(口の感覚の変化)
- 哺乳瓶・乳首の「合わなさ」は5ヶ月で表面化しやすい
- チェック結果別:今日からできる「飲まない」対策(5ヶ月の移行期対応)
- 比較表:離乳食期「飲まない」対策はどれから試す?(優先順位)
- おすすめグッズ:離乳食期の「飲まない」を助ける定番アイテム
- 受診の目安:離乳食期の「飲まない」で病院に相談したほうがいいサイン
- 【医療者コメント】医師・産婦人科看護師より🌸
- 育児に取り組むパパ・ママへ🌼
5ヶ月で「ミルクを飲まない」が増えるのはなぜ?(よくある全体像)
5ヶ月前後は、赤ちゃんにとって授乳の“移行期”です。
離乳食を始める家庭も増え、生活リズムや授乳間隔が変わりやすく、さらに赤ちゃん自身の発達も進みます。
- 起きている時間が少し長くなる(周りが気になる)
- 舌・唇・顎の使い方が変わる(哺乳の感覚が変化)
- 離乳食で味・スプーンの刺激が入る(ミルクの好みが揺れる)
- 授乳タイミングが「空腹」より「スケジュール優先」になりやすい
その結果、ミルク拒否/哺乳瓶拒否/飲みムラが目立ちやすくなります。
ただし、ここで大事なのは「原因が1つとは限らない」という点。次のチェックリストで、まず“どこがズレているか”を見える化しましょう。
「ミルク拒否の原因」を広く整理したい場合は、こちらも合わせてどうぞ。
ミルク拒否の原因一覧
【チェックリスト】離乳食前後でミルクを飲まない原因(5ヶ月の移行期サイン)
当てはまる項目にチェックを入れながら読むと、原因と対策がつながりやすいです。
A. タイミング・空腹レベルのズレ(最頻出)
- □ 授乳間隔が短めで、そもそも空腹じゃなさそう
- □ 離乳食の直後にミルクを飲ませている
- □ 眠い・疲れているのに起こして飲ませようとしている
- □ 逆に覚醒しすぎて周りが気になり、集中できない
- □ 1日の中で「飲める時間帯/飲めない時間帯」がある
B. 離乳食の影響(味・満腹感・口の刺激)
- □ スプーンを始めてから、哺乳瓶を嫌がるようになった
- □ 離乳食の食いつきが良い/逆に口の中を嫌がる
- □ おかゆや野菜の味に慣れて、ミルクの匂いを嫌がる
- □ よだれが増えて、飲み込みのリズムが崩れやすい
C. 哺乳瓶・乳首の条件(流量・劣化・感触)
- □ 以前より飲むのが遅い/途中で怒る
- □ 乳首がつぶれやすい/空気が入りやすい
- □ 乳首サイズ(穴の大きさ)が今の月齢に合っていない気がする
- □ 哺乳瓶の匂い・素材が気になるようになった
D. 環境・気分(刺激が強い/安心できない)
- □ テレビ・兄弟・物音などで気が散りやすい
- □ 明るい部屋だと飲まない(暗いと飲む)
- □ 抱っこだと反り返る/姿勢を嫌がる
- □ 最近、寝返りなど運動が増えて疲れやすい
E. 体調・医療的な要因(念のためチェック)
- □ 鼻づまり・咳で飲みにくそう
- □ 吐き戻しが増えた/苦しそうな様子がある
- □ 発熱・下痢・嘔吐など明らかな体調不良がある
- □ 体重増加が止まった、尿が少ないなどが心配
チェックが多い項目が、優先して整えるポイントです。
次は、特に多い「離乳食とミルクの順番・量」から具体策に入ります。
まず最初に整える:離乳食とミルクの“順番”で飲まないが起きる
離乳食期の「飲まない」は、ミルク自体が嫌いになったというより、順番とタイミングが合っていないだけで起きているケースがよくあります。
基本:離乳食前後の授乳は「目的」を分ける
| タイミング | 目的 | うまくいきやすい考え方 |
|---|---|---|
| 離乳食の前 | 空腹を少し落ち着かせる | ミルクで落ち着いてから“少量”の離乳食 |
| 離乳食の後 | 主な栄養を補う | 離乳食は練習、栄養はミルクが中心(焦らない) |
5ヶ月はまだまだミルク(または母乳)が栄養の中心です。
離乳食で満腹になりすぎたり、疲れたりすると、その後のミルクを「飲まない」に直結します。
よくある失敗パターン(当てはまったら修正で改善しやすい)
- 離乳食→すぐミルク:疲れて集中が切れやすい
- 空腹すぎて離乳食で大泣き:落ち着かず、その後も飲めない
- 授乳間隔が短い:空腹じゃないので飲む意欲が出ない
- 寝起き直後に離乳食:覚醒が不十分で嫌がる
対策はシンプルで、まずは「離乳食の前に少しミルク」または「離乳食の時間帯をずらす」から試します。
「空腹じゃないのかも?」の見分け方は、こちらが役立ちます。
空腹じゃないときの見分け方
「離乳食の刺激」で哺乳瓶が嫌になることもある(口の感覚の変化)
離乳食を始めると、口の中に入る刺激が増えます。
この時期は“感覚の過敏さ”が出やすく、哺乳瓶の乳首を嫌がったり、逆にスプーンはOKだったり…と、反応が揺れます。
ここで知っておきたいのが、赤ちゃんは「飲む(吸う)」と「食べる(押しつぶす・運ぶ)」を同時に練習しているということ。
だから一時的に、哺乳瓶での吸い方が不安定になっても不思議ではありません。
こんなサインがあれば“口の刺激”が原因かも
- 哺乳瓶乳首を舌で押し出す/噛む
- 飲み始めは吸うが、途中でやめる
- スプーンが口に入ると嫌がる(または逆にスプーンだけは平気)
- よだれが増えてむせやすい
この場合は「根性で飲ませる」より、刺激を減らして“成功体験”を作るのが近道です。具体策は後半でまとめます。
哺乳瓶・乳首の「合わなさ」は5ヶ月で表面化しやすい
5ヶ月頃は、吸う力が強くなったり、逆に気が散って吸いが浅くなったりして、乳首の流量(出やすさ)や形状の影響が目立ちやすい時期です。
流量が合っていないと起きやすいこと
- 流量が遅すぎる:途中で怒る、遊ぶ、飲むのが長引く
- 流量が速すぎる:むせる、咳き込む、飲むのが怖くなる
一度「むせた」「苦しかった」が起きると、赤ちゃんは次から哺乳瓶を見ただけで嫌がることがあります。
これがミルク拒否・哺乳瓶拒否の引き金になりやすいので、早めに点検しましょう。
乳首サイズや流量の考え方は、こちらで整理できます。
月齢別乳首(ニプル)サイズの選び方
乳首の流量が合っているかどうかの見分け方
チェック結果別:今日からできる「飲まない」対策(5ヶ月の移行期対応)
ここからは、前半のチェックリストで当てはまった項目ごとに、対策を“軽いものから順に”並べます。
ポイントは、一気に全部変えないこと。赤ちゃんは変化に敏感なので、1〜2個ずつ試して「飲めた条件」を再現していくのが近道です😊
A:タイミング・空腹レベルのズレを整える(最優先)
離乳食前後でミルクを飲まないとき、いちばん多いのが「空腹じゃない」「眠い/覚醒しすぎ」など、授乳タイミングのズレです。ここが整うだけで改善するケースが少なくありません。
対策1:授乳間隔を“30分〜1時間だけ”見直す
- 離乳食の時間が固定されているなら、その前後の授乳を少しずらす
- 授乳間隔が短い日は、次の授乳を少し遅らせて「本当に空腹」のタイミングを作る
「泣く前に飲ませたい」と思うほど、間隔が詰まりやすいのですが、5ヶ月頃は空腹サインが分かりにくい子もいます。
空腹じゃないのに飲ませようとすると、ミルク拒否・哺乳瓶拒否が“習慣化”しやすいので注意です。
対策2:離乳食とミルクの順番を変える
- 空腹でギャン泣き → 離乳食が進まない:離乳食の前にミルクを少し
- 離乳食の後にミルクを飲まない:離乳食量を少し控えめにして、ミルクの時間を落ち着ける
対策3:覚醒レベルを揃える(寝起き直後・眠すぎを避ける)
5ヶ月は、眠気が強いと飲めない子、逆に覚醒しすぎると集中できない子がいます。
「起きて10〜30分の穏やかな時間帯」を狙うと、スムーズなことが多いです。
授乳サイクルから整えたいときは、こちらが役立ちます。
昼寝と授乳サイクルの整え方
B:離乳食の刺激・口の感覚が原因のとき
離乳食の練習が始まると、赤ちゃんは「吸う」から「食べる」へ口の動きが増えます。
この時期に一時的に哺乳瓶を嫌がるのは珍しくありません。
対策1:離乳食の“口の負担”を軽くする
- スプーンは深く入れすぎない(上唇で取りやすい量)
- 固さや量は、数日だけ少なめ・ゆっくりにする
- 離乳食で疲れた日は、ミルクを落ち着いた環境で先に確保する
対策2:哺乳瓶は「練習」ではなく「成功体験」重視に
- 飲めた時間帯(例:朝、寝起き、入浴後など)をまず固定
- 飲めない回に粘りすぎない(短時間で切り上げ、次で取り戻す)
ここで粘りすぎると、赤ちゃんの中で「哺乳瓶=嫌な時間」になり、ミルク拒否が強くなることがあります。
“飲めない回を減らす”より、“飲める回を確実にする”ほうが結果的に前に進みやすいです。
C:乳首の流量・哺乳瓶条件が合っていないとき
離乳食期の「飲まない」は、実は乳首の流量が合わないことで起きていることもあります。
特に、次のようなケースは要チェックです。
流量が遅すぎるサイン
- 飲むのが長引き、途中で怒る
- 乳首を噛む・引っ張る・遊ぶ
- 飲み始めは良いが、後半で集中が切れる
流量が速すぎるサイン
- むせる・咳き込む・目を丸くする
- 飲むのが怖くなり、哺乳瓶を見るだけで嫌がる
- 口から垂れる、飲み込みが追いつかない
対策:乳首は「1段階だけ」変えて様子を見る
いきなり大きく変えると、むせたり嫌がったりしやすいので、サイズ・流量は1段階だけの変更がおすすめです。
また、乳首の経年劣化(硬くなる・裂ける・形が戻らない)でも飲みにくくなるので、状態も確認しましょう。
哺乳瓶を変える前に確認したいときは、こちらもどうぞ。
哺乳瓶を変える前にやるべきチェックリスト
D:環境・姿勢・気分が原因のとき(5ヶ月は“気が散る期”)
5ヶ月前後は、周りが見えるようになり、音や光に反応しやすくなります。
その結果、時間帯によって飲まない(昼は飲まない、朝や夜は飲むなど)が起きやすいです。
対策1:授乳環境を「同じ」にする
- 照明を落とす/カーテンでまぶしさを減らす
- テレビ・スマホ音を切る
- いつも同じ椅子・同じ向きで抱っこする
対策2:姿勢を変えてみる(反り返り対策)
- 少し縦抱き気味にして、首と背中を支える
- 授乳クッションで腕の負担を減らし、赤ちゃんの体を安定させる
- 飲みにくそうなら、角度を微調整(少し起こす)
抱き方・角度で改善しやすいケースは、こちらが詳しいです。
飲みやすくなる抱き方・角度
比較表:離乳食期「飲まない」対策はどれから試す?(優先順位)
| 困りごと | 最初に試す | 次に試す | 最後に検討 |
|---|---|---|---|
| 離乳食後だけ飲まない | 離乳食量を少し控える | ミルクの時間帯をずらす | 乳首の変更 |
| 昼だけ飲まない | 環境を暗め・静かに | 姿勢・角度調整 | 哺乳瓶の変更 |
| 途中で怒る・遊ぶ | 授乳間隔を調整 | 流量の見直し(1段階) | ミルク銘柄の変更 |
| むせる・咳き込む | 流量を下げる/ペース調整 | 姿勢を起こす | 医療相談(頻回なら) |
おすすめグッズ:離乳食期の「飲まない」を助ける定番アイテム
ここでは、「今すぐ全部買う」ではなく、困りごとに合うものを1つだけ選べるように整理します。
1)乳首・ニップル(流量調整に)
- ピジョン 母乳実感 乳首(S/M/L):サイズ展開が分かりやすく、移行期の調整がしやすい
- ピジョン 母乳相談室 乳首:吸い方が浅い・ペースが崩れやすい子に合うことがある
- Combi テテオ 乳首:口の形に合うと飲みやすいケースも
2)授乳環境を整える(気が散る・昼だけ飲まない対策)
- 授乳ライト(LED・調光タイプ):明るすぎを避け、落ち着く環境を作りやすい
- 授乳クッション(エールベベ/青葉 トコちゃんベルト系のクッション等):姿勢が安定し、反り返り対策にも
3)ミルクの温度・ペースを整える
- サーモス 真空断熱ケータイマグ(お湯の保温用):夜間や離乳食期の“タイミング勝負”で役立つ
- スケーター 粉ミルクストッカー:計量の手間が減り、焦りにくい
グッズは“原因に合った1点投入”が基本です。
哺乳瓶・乳首関連を見直す場合は、先にこちらの記事もおすすめです。
受診の目安:離乳食期の「飲まない」で病院に相談したほうがいいサイン
離乳食期は一時的な飲み渋りが多い一方で、体調不良が隠れていることもあります。次に当てはまる場合は、早めに医療機関に相談してください。
- 尿が明らかに少ない、濃い、半日以上ほとんど出ていない
- ぐったりして元気がない、反応が弱い
- 嘔吐(噴水状・繰り返す)、下痢が続く
- 発熱、咳や鼻づまりで呼吸が苦しそう
- 体重増加が止まっている、減っているのが心配
- むせ・咳き込みが毎回のように強い
受診サインを詳しく整理したい方は、こちらも参考になります。
ミルク拒否で受診すべき症状
【医療者コメント】医師・産婦人科看護師より🌸
離乳食が始まる時期は、赤ちゃんが「食べる練習」を始めるぶん、ミルクの飲み方が一時的に不安定になることがあります。
焦って量を追いすぎるより、落ち着いて飲めた回を大切にし、授乳環境やタイミングを少しずつ整えると、戻ってくることも多いですよ。
飲み渋りが続いても、元気があり尿が出て体重が増えているなら、様子を見ながら調整できることが多いです。
一方で、脱水サイン(尿が少ない、ぐったり)や嘔吐・発熱がある場合は、早めに相談してください。心配なときは「受診していい理由」になります。
育児に取り組むパパ・ママへ🌼
離乳食期の「飲まない」は、がんばっている家庭ほど不安になりやすいポイントです。でも、少しの調整でスッと戻ることも多いので、今日できる1つから試してみてくださいね😊
この記事が役に立ったら、他の記事も参考にしてみてくださいね。
👉 目次:
ミルク拒否ガイド【保存版】|原因・対策・哺乳瓶選び・月齢別サポートまとめ
🩺この記事の執筆・監修者
📌 執筆者:
元産婦人科看護師|第一子育児中の母
産前・産後ママたちを数多くサポート。看護師&育児経験を活かし当ブログの執筆・運営を担当🌸
📌 医療監修:
医師|第一子育児中の父
発達特性やメンタルヘルス領域が専門🌻
医学的な正確性・安全性(受診目安や表現の適切性)の確認を中心に当ブログを監修🌼
※個別の診断・治療を提供するものではありません。必要に応じて医療機関へご相談ください。



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