ねんね飲みで飲まない原因と対策は?|温度・流量・環境の見直しチェック

ミルク拒否の対策

ねんね飲みで飲まない原因と対策は?|温度・流量・環境の見直しチェック

ねんね飲み(ドリームフィード)を試したのに「結局飲まない…」「哺乳瓶をくわえてもすぐ離す」「むせて嫌がる」など、思うようにいかないことはよくあります。

結論から言うと、ねんね飲みで飲まない原因の多くは「温度」「流量(乳首の出方)」「環境」「タイミング」のどれかにあります。特に、①眠りが浅い/空腹じゃない、②温度が合わない、③流量が速すぎる・遅すぎる、④刺激(明るさ・音・匂い)で覚醒するが“よくある4大原因”です。

この記事では、ミルク拒否・哺乳瓶拒否がある赤ちゃんでも試しやすいように、見直しポイントをチェックリスト形式で整理し、今日からできる対策をやさしくまとめます😊

ねんね飲みの基本手順を先に確認したい方は、こちらも参考になります。
👉 ねんね飲みのやり方


まずはここだけ!ねんね飲み“飲まない”時の最短チェック

焦って何度も口に入れるほど、哺乳瓶拒否が強まることがあります。まずは短時間で原因を切り分けしましょう。

  • 眠りが深い?(手足がだらん/呼吸が一定)→浅いと起きやすい
  • 空腹っぽい?(口をもぐもぐ・指しゃぶり)→空腹でないと飲まない
  • 温度は適温?(熱すぎ・ぬるすぎ)→好みの幅が狭い子も
  • 流量は合ってる?(むせる=速すぎ/怒る=遅すぎのことも)
  • 環境刺激は少ない?(光・音・匂い・会話)→覚醒の原因に

温度の微調整が難しい場合は、こちらが役立ちます。
ミルクの温度調整テクニック


ねんね飲みで飲まない原因は大きく6つに分けられる

ねんね飲みで飲まない原因は、細かく見えるようで実はパターンが決まっています。次の6つに分けて考えると、対策が選びやすいです。

  1. タイミング:眠りが浅い/空腹じゃない/時間が合っていない
  2. 温度:熱い・ぬるい・冷めた/混ざりが不十分
  3. 流量:速すぎる・遅すぎる/乳首が劣化している
  4. 環境:光・音・匂い・視界・家族の動きで覚醒する
  5. 姿勢・口のフィット:角度が合わない/空気が入りやすい
  6. 体調:鼻づまり・咳・胃の不快感・逆流(吐き戻し)など

「ねんね飲みだけじゃなく日中も飲まない…」場合は、原因の全体像を先に整理すると気持ちがラクになります。
👉 ミルク拒否の原因一覧


【原因①】タイミング:眠りが浅い/空腹じゃない

よくあるサイン

  • 哺乳瓶を口に入れた瞬間に目が開く
  • くわえるけど1〜2回吸ってやめる
  • 手足が動く/眉間にしわ/体を反らす

対策:成功しやすい“眠りの深さ”を狙う

ねんね飲みは、寝かしつけ直後〜最初の深い眠りに入るタイミングが成功しやすいことが多いです。
ただし赤ちゃんの睡眠は個人差が大きいので、「この時間が正解」と決めつけず、“その子の眠りの深さ”で判断するのがコツです。

  • ✅ 部屋を暗く、声かけ最小限に
  • ✅ 抱き上げて目が開くなら、今日は撤退でもOK
  • ✅ 空腹が弱そうなら、日中の総量・回数の見直しを優先

「眠いタイミング」自体がミルク拒否の原因になることもあります。気になる場合はこちらも。
眠気のタイミングでミルクを拒否する理由


【原因②】温度:熱い・ぬるい・冷めた(“好みの幅”が狭い子も)

ねんね飲みは、部屋を暗くして素早く行う分、温度チェックが雑になりやすいポイントです。赤ちゃんによっては「少しの温度差」で飲みが変わることがあります。

温度が合っていないサイン

  • くわえた瞬間に舌で押し出す/ベーッとする
  • 吸い始めてもすぐ怒る(眉間にしわ、のけ反り)
  • 途中から急に飲みが止まる(冷めた可能性)

対策:温度を“狙って再現”する

  • ✅ いつも飲める温度帯を決めて、毎回そこに合わせる
  • ✅ 少量だけ作って試し、合えば追加(ムダ作り防止)
  • ✅ 温度が下がりやすい季節は保温手段を用意する

具体的な温度の作り方・測り方は、こちらが分かりやすいです。
ミルクの温度調整テクニック


【原因③】流量:速すぎる/遅すぎる(ねんね飲みの“最重要ポイント”)

ねんね飲みで飲まない原因として、実は流量(乳首から出る量・スピード)はとても多いです。眠い状態では、日中のように頑張って吸えません。つまり、流量が合っていないと「飲めない」「むせる」が起きやすいのです。

流量が速すぎる vs 遅すぎる(比較表)

状態 よくある反応 起きやすいトラブル まず試す対策
速すぎる むせる/咳き込む/顔をしかめる 吐き戻し、哺乳瓶拒否(嫌な記憶) 乳首サイズを下げる、角度を浅く、休憩を入れる
遅すぎる 吸っても出ない→怒る/途中で離す 飲むのに疲れる、途中で寝落ち 乳首サイズを上げる、穴形状を見直す、姿勢を安定

流量が合っているかの見分け方(超シンプル)

  • むせる・咳き込む:速すぎる可能性
  • 吸っても飲めず怒る:遅すぎる可能性
  • 乳首がペタンと潰れる:吸う力に対して出方が合っていない/空気調整の問題も

より詳しい見分け方はこちらにまとまっています。
乳首の流量が合っているかどうかの見分け方


【原因④】環境:暗いはずなのに起きる(匂い・音・光・気配)

ねんね飲みは「寝たまま飲む」イメージですが、実際は刺激があるとすぐ覚醒します。大人が思う以上に、赤ちゃんは環境の変化に敏感です。

環境要因のサイン

  • 部屋に入った瞬間にモゾモゾする
  • 哺乳瓶を近づける前に目が開く
  • 誰かの声・物音でピクッとして飲めなくなる

対策:刺激を「最小化」するチェック

  • ✅ 部屋は真っ暗〜足元灯くらい(手元は小さなライトで)
  • ✅ 会話ゼロ、スマホの光ゼロ(画面は本当に起きます)
  • ✅ 香りの強いハンドクリーム・柔軟剤を控える
  • ✅ 先に哺乳瓶を準備し、部屋の出入り回数を減らす

匂い・姿勢・温度など「授乳環境」全体の考え方は、こちらも参考になります。
授乳環境(匂い・姿勢・温度)の影響


【原因⑤】姿勢・角度・口のフィット:飲める体勢になっていない

ねんね飲みは「寝かせたまま」になりやすいですが、完全に仰向けでの授乳は、むせやすさにつながることがあります。安全のためにも、頭を少し高く・体を軽く横向きにして、赤ちゃんが飲み込みやすい姿勢を作ってあげましょう。

姿勢が合っていないサイン

  • むせる/咳き込む/ゴクゴクが続かない
  • 吸い始めに空気を飲みやすい(ゴロゴロ音)
  • 乳首が浅く入ってすぐ外れる

対策:角度は「少しだけ」変える

  • ✅ 抱き上げるほどではなく、上体を少し起こす
  • ✅ 顔だけでなく体ごと向きを変える(首だけひねらない)
  • ✅ 乳首の当て方を“深く”し、口周りの密閉感を作る

抱き方・角度の具体例はこちらで詳しく解説しています。
飲みやすくなる抱き方・角度


【原因⑥】体調:鼻づまり・咳・胃の不快感(吐き戻し)など

ねんね飲みで急に飲めなくなった時、意外と多いのが体調要因です。眠い状態だと不快感に弱く、少しの鼻づまりや咳でも飲めないことがあります。

体調要因のサイン

  • いつもより鼻がフガフガしている、口呼吸っぽい
  • 飲むとむせる・咳き込む
  • 吐き戻しが増えた/飲んだ後にうなる・反る
  • 機嫌が悪い・発熱・下痢などの症状がある

この場合は、授乳テクニックよりも体調ケアが優先です。無理に飲ませようとすると、哺乳瓶拒否(嫌な記憶)が強まることもあります。


ねんね飲みで飲まない時の「対策の優先順位」早見表

情報が多くて迷うときは、優先順位で考えるとスッキリします。

優先度 まず見るポイント 理由 具体策
最優先 眠りの深さ/安全に飲める姿勢 浅いと起きる・無理は拒否につながる 撤退OK、上体を少し起こす
温度 少しの差で飲まない子がいる 適温を再現、少量で試す
流量(乳首サイズ・劣化) 眠い時は吸う力が弱く影響大 サイズ見直し、劣化交換
環境刺激 光・音・匂いで覚醒する 真っ暗、会話ゼロ、準備を先に
必要時 体調(鼻・咳・吐き戻し) 飲めない原因が授乳以外にある 体調ケア優先、受診も検討

ここまでで原因が見えてきたら、次は「やり方の型」を整えると成功率が上がります。続きで、チェックリスト(温度・流量・環境)と、飲まない時の具体的な声かけ・撤退基準をまとめます。


温度・流量・環境の見直しチェックリスト(保存版)

ねんね飲みで飲まないときは、毎回ランダムに試すより、チェックリストで原因を潰すほうが早くラクになります。必要なところだけ拾ってOKです😊

① 温度チェック

  • □ 熱すぎない(赤ちゃんが舌で押し出さない)
  • □ ぬるすぎない(飲み始めが悪くならない)
  • □ 混ざりムラがない(粉が残ると味が変わる)
  • □ 飲む途中で冷めない工夫がある(特に冬)

温度を「作ってから運ぶ」流れでズレることも多いです。迷ったらこちら。
ミルクの温度調整テクニック

② 流量チェック(乳首・哺乳瓶)

  • □ 乳首サイズは月齢だけで決めず、今の飲み方に合わせている
  • □ 速すぎサイン(むせ・咳・吐き戻し)がない
  • □ 遅すぎサイン(吸って怒る・疲れる)がない
  • □ 乳首が潰れない(空気調整や劣化も疑う)
  • □ 乳首の劣化(ベタつき・裂け・変形)がない

「結局どっちなの?」となりやすい流量の判断は、こちらが一番スッキリします。
乳首の流量が合っているかどうかの見分け方

③ 環境チェック(暗さ・音・匂い・気配)

  • □ スマホ画面の光を出していない
  • □ 声かけ・会話をしていない(小声でも起きる子がいます)
  • □ 生活音(ドア、床、物音)が少ない
  • □ 香りが強いもの(柔軟剤・ハンドクリーム)を避けている
  • □ 寝室への出入り回数を減らしている

環境全体の考え方(匂い・姿勢・温度など)は、こちらも参考になります。
授乳環境(匂い・姿勢・温度)の影響


ねんね飲みで飲まない時の“正しい撤退”が、実は成功率を上げる

ねんね飲みは「頑張ったら成功する」より、撤退の上手さで次が成功することが多いです。無理に続けると、哺乳瓶拒否・ミルク拒否が強まることがあります。

撤退してOKなサイン

  • 目が開いて覚醒した
  • 嫌がって首を振る/舌で押し出す
  • むせる・咳き込む(安全優先)
  • 飲ませようとすると泣きが強くなる

撤退した後にやること(次につなげる3つ)

  1. 静かに元の姿勢へ戻す(再入眠が最優先)
  2. 原因メモを1行だけ(例:温度ぬるめ?/流量速い?)
  3. 日中の総量を整える方向へ(ねんね飲み一本にしない)

日中に飲まない場合、ルーティンづくりが効くケースも多いです。
ミルク前のルーティン作り(赤ちゃんを落ち着かせる方法)


「ねんね飲みで飲まない」あるある別:具体的な対策

ケース1:くわえるけど、2〜3回吸ってやめる

  • 原因候補:空腹が弱い/眠りが浅い/温度が合わない
  • 対策:今日は撤退もOK。次回は温度を微調整し、タイミングを少し後ろへずらす

ケース2:むせる・咳き込む

  • 原因候補:流量が速すぎる/姿勢がフラットすぎる/鼻づまり
  • 対策:乳首サイズを下げる、上体を少し起こす、体調ケアを優先

ケース3:怒って泣く(哺乳瓶を押し返す)

  • 原因候補:流量が遅すぎる/眠りが浅い/“やられた感”で覚醒
  • 対策:撤退→落ち着かせる→日中の飲みやすいタイミングで総量を確保

ケース4:飲めたけど、吐き戻しが増えた

  • 原因候補:速すぎ・飲み過ぎ/姿勢/げっぷ不足
  • 対策:量を少し減らす、休憩を挟む、必要に応じてげっぷを検討

げっぷの考え方は、こちらに詳しくまとめています。
ねんね飲みの後はげっぷ必要?


月齢別:ねんね飲みで飲まない原因の“出やすさ”

同じ「飲まない」でも、月齢で出やすい背景が少し変わります。

0〜2ヶ月:眠いけど、飲む力が安定しない

  • 流量の影響が大きい(速すぎ・遅すぎ)
  • 体調(鼻づまり・げっぷ)でも飲みにくい

月齢による“うまく飲めない”背景が気になる方はこちら。
【0〜1ヶ月】新生児のミルク拒否|よくある原因・対処法・受診の目安

3〜4ヶ月:環境刺激で起きやすい(気が散る芽)

  • 音・光・匂いで覚醒しやすくなる
  • 日中の哺乳瓶拒否が始まる子も

この時期の「途中で泣く」「遊び飲みっぽい」はこちらにも整理があります。
【3ヶ月】遊び飲み・途中で泣く際の対処

5〜8ヶ月:遊び飲み・反り返り・離乳食でバランスが難しい

  • 日中のミルク拒否が強まり、ねんね飲み頼みになりがち
  • ただし無理に続けると哺乳瓶拒否が固定化することも

離乳食開始後の“飲み渋り”は、こちらが参考になります。
【5~6ヶ月】離乳食開始後のミルク拒否と対処


やってはいけないNG対応(ねんね飲み版)

ねんね飲みがうまくいかない時ほど、つい頑張ってしまいます。でも、次の行動は哺乳瓶拒否を悪化させることがあるので注意です。

  • ❌ 口に何度も突っ込む(嫌な記憶が残りやすい)
  • ❌ 覚醒しているのに粘る(泣き→拒否のループ)
  • ❌ 1回の失敗で「もう終わりだ」と決めつける(波があるのが普通)

ミルク拒否全体のNG対応も、こちらにまとまっています。
ミルク拒否中にやってはいけないNG対応


受診の目安|ねんね飲み以前に“体調チェック”が必要なサイン

ねんね飲みで飲まない原因が、授乳テクニックではなく医学的な問題(体調不良)にあることもあります。次のサインがある場合は、無理に家庭で頑張りすぎず、医療機関へ相談してください。

  • おしっこが明らかに少ない/半日以上ほとんど出ない
  • ぐったりして反応が弱い
  • 嘔吐が続く、下痢が強い、発熱がある
  • 体重増加が止まっている/減っている

受診サインの整理はこちらが安心材料になります。
ミルク拒否で受診すべき症状


【医療者コメント】医師・産婦人科看護師より🌸

ねんね飲みで飲まないときは、「赤ちゃんが悪い」「親のやり方が悪い」ではなく、温度・流量・環境・タイミングのズレが重なっていることが多いです。毎回うまくいく必要はありません。まずはチェックリストで“原因を絞る”だけでも、気持ちがラクになりますよ。無理に続けるより、撤退して眠りを守ることが結果的にうまくいく近道になることもあります。

授乳がうまくいかない時に最優先すべきは、脱水や体重増加不良などのリスクがないかの確認です。哺乳量が落ちて尿量が減る、ぐったりする、嘔吐や発熱があるなどの場合は、授乳方法の工夫よりも受診や相談を検討してください。安全を確保したうえで、温度・流量・環境を整えると改善するケースが多いです。


育児に取り組むパパ・ママへ🌼

うまく飲まない日があっても大丈夫。赤ちゃんの反応は日によって揺れます。
「できる範囲で、できるところから」整えていきましょう😊

この記事が役に立ったら、他の記事も参考にしてみてくださいね。
👉 目次:ミルク拒否ガイド【保存版】|原因・対策・哺乳瓶選び・月齢別サポートまとめ

🩺この記事の執筆・監修者

📌 執筆者:
元産婦人科看護師|第一子育児中の母
産前・産後ママたちを数多くサポート。看護師&育児経験を活かし当ブログの執筆・運営を担当🌸

📌 医療監修:
医師|第一子育児中の父
発達特性やメンタルヘルス領域が専門🌻
医学的な正確性・安全性(受診目安や表現の適切性)の確認を中心に当ブログを監修🌼  

※個別の診断・治療を提供するものではありません。必要に応じて医療機関へご相談ください。

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