兄弟で同じミルクを嫌がる・嫌がらない差が出る理由|体質・発達・飲み方の違いを解説
結論から言うと、兄弟で同じ粉ミルクでも「嫌がる/平気」が分かれるのは珍しくありません。
理由は「体質(消化・アレルギー傾向)」「味・匂いの感じ方」「月齢と発達」「飲み方(吸う力・乳首の相性)」「環境や授乳者の違い」などが、兄弟それぞれで少しずつ違うためです。
「上の子はゴクゴク飲んだのに、下の子はミルク拒否…」「同じ哺乳瓶なのに哺乳瓶拒否っぽい」
そんなときは、ミルクだけを疑うのではなく、“違いが出やすいポイント”を順番に見直すと、気持ちがぐっと楽になります😊
まず全体像をまとめて確認したい方は、ミルク拒否ガイド【保存版】|原因・対策・哺乳瓶選び・月齢別サポートまとめもあわせてどうぞ。
- 兄弟で差が出るのは普通?「同じなのに違う」の正体
- 理由① 体質の違い:消化・便・胃腸の負担が兄弟で違う
- 理由② 味・匂いの感じ方が違う:同じミルクでも「好み」が分かれる
- 理由③ 発達・月齢の違い:同じミルクでも拒否が出やすい時期がある
- 理由④ 飲み方の違い:吸う力・舌の動き・乳首の相性が兄弟で違う
- 理由⑤ 環境・授乳者の違い:同じミルクでも“条件”で飲めたり飲めなかったりする
- 「うちの子はどれ?」を見分けるチェックリスト
- 対策|兄弟差があるときに効きやすい“優先順位”
- 比較表|兄弟で差が出やすいポイントまとめ
- よくあるQ&A|兄弟でミルク拒否が違うときの疑問
- 受診の目安|兄弟差を超えて「相談した方がいいサイン」
- 【医療者コメント】医師・産婦人科看護師より🌸
- 育児に取り組むパパ・ママへ🌼
兄弟で差が出るのは普通?「同じなのに違う」の正体
赤ちゃんは同じ家庭で育っていても、感じ方(感覚)・飲み方(運動)・消化(体質)・気質(刺激への反応)がそれぞれ違います。その差が、ミルク拒否や哺乳瓶拒否という形で見えやすいだけ、ということも多いです。
- 上の子:味に鈍感・飲む力が強い → どのミルクでも飲めた
- 下の子:匂いに敏感・吸う力が弱い → 同じミルクでも飲みにくい/嫌がる
「上の子の成功体験」があるほど不安になりますが、下の子が難しい=育て方が間違っているではありません。まずは理由を知って、それに合った対策をする準備をしていきましょう。
理由① 体質の違い:消化・便・胃腸の負担が兄弟で違う
同じミルクでも、兄弟で以下のような体質差があると、飲み方・機嫌・飲む量に差が出ます。
消化の得意・不得意(お腹の張り、げっぷ、ガス)
赤ちゃんの腸の成熟は個人差が大きく、同じ粉ミルクでも、お腹が張って苦しそう→飲みたがらないが起こることがあります。 特に授乳後に反り返る、泣く、途中で嫌がる場合は「味」より「苦しさ」が隠れていることも。
途中で泣くケースは、飲み始めは飲むのに途中で泣く理由も参考になります。
便の出方の違い(便秘・下痢・便の匂い)
ミルクは成分が近いとはいえ、メーカーで油脂や糖の種類、溶けやすさが異なります。兄弟で「便秘になりやすい/ゆるくなりやすい」体質が違うと、同じミルクでも合う合わないが分かれることがあります。
うんちの変化が気になる場合は、ミルクを変更したらうんちが変わる?もどうぞ。
アレルギー傾向(湿疹、血便、嘔吐など)
ミルクアレルギー(乳たんぱくなど)が疑われるサインがあるときは、自己判断でミルクを頻繁に変えるより、早めに相談が安心です。
受診目安は、ミルクアレルギーの可能性も参考にしてください。
理由② 味・匂いの感じ方が違う:同じミルクでも「好み」が分かれる
赤ちゃんにも味覚・嗅覚(匂い)の敏感さに個人差があります。
同じミルクでも、兄弟で
- 匂いに敏感で飲み始めから拒否する
- 後味が苦手で飲み終わりに泣く
- 泡立ちや粉っぽさを嫌がる
など、反応が変わることがあります。
味の見極めのコツは、ミルクの味が合わないときの判断方法が役立ちます。
理由③ 発達・月齢の違い:同じミルクでも拒否が出やすい時期がある
兄弟で生まれた季節や、授乳スタイルが違うと、同じ月齢でも発達の見え方が変わることがあります。
特にミルク拒否が増えやすいのは以下の時期です。
| 時期 | 起こりやすい変化 | 見えやすい症状 |
|---|---|---|
| 2〜3ヶ月 | 眠り方が変わる・刺激に反応 | 時間帯で飲まない、途中で泣く |
| 3〜5ヶ月 | 周りが気になる(遊び飲み) | 飲むのをやめる、キョロキョロ |
| 5〜8ヶ月 | 離乳食・運動発達・興奮 | 哺乳瓶拒否っぽい、寝ないと飲まない |
| 9〜12ヶ月 | 自我・食事の比重増 | ミルクの優先度が下がる |
「上の子は3ヶ月で普通に飲めたのに、下の子は3ヶ月でミルク拒否…」のように見えても、
実はその子の発達タイミングが少し早い/刺激に敏感というだけのこともあります。
月齢による“あるある”の整理は、月齢別のミルク拒否まとめ【保存版】が役立ちます。
理由④ 飲み方の違い:吸う力・舌の動き・乳首の相性が兄弟で違う
同じミルクでも、「飲み方」が違うと、飲める/飲めないが分かれます。ここは見落とされやすいのに、改善につながりやすいポイントです。
吸う力が弱い・疲れやすい
吸う力が弱い子は、流量が合っていないと疲れてしまい、途中で怒ったり泣いたりします。「飲まない」より「途中でやめる」「怒る」パターンが目立ちます。
吸い付きが浅い(浅飲み)
「浅飲み」とは、乳首を深くくわえられず、浅い位置でチュパチュパ吸ってしまう状態のことです。空気を飲みやすく、疲れやすいため、飲めても量が伸びにくいことがあります。
チェックは、哺乳瓶(乳首)の吸い付きが浅い原因が参考になります。
乳首サイズ・流量が合っていない
兄弟で口の大きさ・舌の動き・吸うテンポが違うと、同じ乳首でも合いません。月齢だけでサイズを上げると、速すぎてむせたり、嫌がったりすることもあります。
乳首の見直しは、乳首の流量が合っているかどうかの見分け方や、月齢別乳首(ニプル)サイズの選び方が役立ちます。
理由⑤ 環境・授乳者の違い:同じミルクでも“条件”で飲めたり飲めなかったりする
兄弟育児では、上の子の生活音や予定の都合で、授乳環境が変わりやすいです。
- 上の子が騒いで気が散る → 途中で飲まない
- 急いで飲ませようとしてペースが速い → 反発して拒否
- 授乳姿勢や角度が安定しない → 嫌がる
環境の影響は、授乳環境(匂い・姿勢・温度)の影響も参考になります。
「うちの子はどれ?」を見分けるチェックリスト
次のチェックで、原因の当たりをつけると対策が選びやすくなります😊
- 飲み始めから嫌がる → 匂い・温度・乳首の感触・空腹ではない可能性
- 途中で泣く/怒る → 流量・疲れ・空気飲み・姿勢の問題が多い
- 時間帯で飲まない → 眠気・活動量・刺激(発達)を疑う
- 寝ている時だけ飲める → 覚醒時の刺激過多/ルーティン不足
- 便や肌の変化がある → 体質(消化・アレルギー)も確認
「空腹じゃない?」の見分けは、空腹じゃないときの見分け方も役立ちます。
対策|兄弟差があるときに効きやすい“優先順位”
ミルクを変える前に、まずは変えなくても改善しやすい順番で試すと、遠回りになりにくいです。
ステップ1:哺乳瓶・乳首(流量・形・素材)を点検する
兄弟で合う乳首が違うのはよくあります。月齢だけで決めず、飲み方に合わせて調整してみてください。
変更前チェックは、哺乳瓶を変える前にやるべきチェックリストが便利です。
ステップ2:温度・泡・溶け残りを整える
「温度が少し違うだけ」で飲み方が変わる子もいます。
また、泡立ちが多いと空気を飲みやすく、お腹が張って嫌がることもあります。
温度の工夫は、ミルクの温度調整テクニックも参考になります。
ステップ3:授乳ペースと姿勢を整える
急がせると拒否が強まることがあります。赤ちゃんのペースで、角度を安定させるだけで改善することも多いです。
抱き方・角度は、飲みやすくなる抱き方・角度もどうぞ。
ステップ4:それでもダメならミルク変更を検討(最小回数で)
ミルクが原因の可能性が高い場合でも、短期間に何度も変えると、赤ちゃんが混乱したり、保護者の負担が増えたりします。「試す→評価→次へ」の順番で進めるのが安心です。
ミルクを変えすぎるリスクは、ミルクを変えすぎると逆効果で飲まない?も参考になります。
比較表|兄弟で差が出やすいポイントまとめ
| カテゴリ | 上の子 | 下の子 | 起こりやすい悩み |
|---|---|---|---|
| 体質 | 消化が得意 | お腹が張りやすい | 途中で泣く・拒否 |
| 感覚 | 匂いに鈍感 | 匂いに敏感 | 飲み始めから嫌がる |
| 発達 | 集中しやすい | 刺激に反応しやすい | 遊び飲み・キョロキョロ |
| 飲み方 | 吸う力が強い | 疲れやすい | 量が伸びない |
| 環境 | 静かに授乳 | 上の子がいて騒がしい | 落ち着かず飲まない |
よくあるQ&A|兄弟でミルク拒否が違うときの疑問
Q1. 上の子と同じミルクを飲めないのは「好き嫌い」?
好き嫌いの要素もありますが、赤ちゃんの場合は飲みにくさ・疲れ・お腹の不快感が関係していることも多いです。「味だけ」と決めつけず、飲み方・乳首・環境を先に確認すると改善しやすいです。
Q2. 同じミルクなのに、日によって飲む/飲まないがある
睡眠・活動量・気温・鼻づまりなど、体調で飲み方が揺れることがあります。“毎回安定して飲む”を目標にしすぎず、平均で見ていくと気持ちが楽になります。
Q3. 哺乳瓶拒否っぽいけど、ミルクが原因か分からない
哺乳瓶だけ嫌がる場合は、乳首の感触や流量、授乳姿勢の影響が強いことがあります。原因整理は、哺乳瓶だけ嫌がる赤ちゃんの特徴も参考にしてください。
受診の目安|兄弟差を超えて「相談した方がいいサイン」
兄弟で差があるのはよくあることですが、次のような場合は早めに医療機関へ相談が安心です。
- 尿が明らかに少ない/濃い(脱水が心配)
- 体重が増えない、減っている
- ぐったりして元気がない
- 嘔吐を繰り返す(吐き戻しではなく噴水のように吐く等)
- 血便、強い湿疹、呼吸が苦しそうなど
迷うときは、病院受診の目安まとめ【保存版】も参考にしてください。
【医療者コメント】医師・産婦人科看護師より🌸
兄弟で同じミルクへの反応が違うのは、体質や発達、飲み方の違いが関係しており、決して珍しいことではありません。「上の子はできたのに…」と感じやすいですが、赤ちゃんはそれぞれ別の個性を持っています。とはいえ、不安が強いときには地域の支援者や医療機関に抱え込まずに相談して大丈夫ですよ🌻
育児に取り組むパパ・ママへ🌼
兄弟で違いがあるのは、頑張りが足りないからではありません。今日できる小さな工夫を積み重ねていけば、きっと前に進めるはず😊今日も育児、お疲れ様です。
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👉 目次:ミルク拒否ガイド【保存版】|原因・対策・哺乳瓶選び・月齢別サポートまとめ
🩺この記事の執筆・監修者
📌 執筆者:
元産婦人科看護師|第一子育児中の母
産前・産後ママたちを数多くサポート。看護師&育児経験を活かし当ブログの執筆・運営を担当🌸
📌 医療監修:
医師|第一子育児中の父
発達特性やメンタルヘルス領域が専門🌻
医学的な正確性・安全性(受診目安や表現の適切性)の確認を中心に当ブログを監修🌼
※個別の診断・治療を提供するものではありません。必要に応じて医療機関へご相談ください。



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