飲みやすいミルクのランキング

飲みやすいミルクのランキング|ミルク拒否の原因と選び方も解説【2025年版】

「どのミルクなら飲んでくれるの?」「急に飲まなくなった…ミルク拒否?」──そんな不安を抱える保護者の方へ。

先に結論です。

ミルク拒否や哺乳瓶拒否がある赤ちゃんでも比較的飲みやすいミルクは、口コミ+医療者の味覚評価・臨床経験を総合して、次の順番になりました。

  • 1位:E赤ちゃん(ビーンスターク)…母乳に近い甘さ・香り・たんぱく質構造で飲みやすい
  • 2位:はいはい(和光堂)…クセが少なく「初めての切り替え」でも成功例が多い
  • 3位:ほほえみ(明治)…コクがあるが溶けやすく、慣れれば飲みムラ改善に有効
  • 4位:すこやか(ビーンスターク)
  • 5位:ぐんぐん(和光堂)

もちろん、赤ちゃんによって好みはありますが、ミルク拒否の相談を受ける現場(産科病棟・小児科・訪問診療)では、上位の3つで「飲めた」ケースが特に多いのが特徴です。


🔍 飲みやすいミルクとは?

ミルク拒否の原因はさまざまですが、その中でも大きく関わるのが「ミルクの味・香り・溶けやすさ・たんぱく質の種類」です。

飲みやすいミルクの特徴は次の4つ。

  • 母乳に近い香り・甘さ
  • クセの少ない味(苦味・金属っぽさが弱い)
  • ダマにならず溶けやすい
  • 胃に負担が少ない(消化しやすい)

特にミルク拒否の場合、味だけでなく「飲み心地(溶けやすさ)」が影響します。
詳細は、原因ごとの解説ページミルク拒否の原因一覧でも説明しています。


📊 ランキングの評価方法(基準公開)

この記事のランキングは、次の2つを総合的に判断し作成したものとなります。

●① 保護者の口コミ(全国/SNS/ECサイト)

  • 飲みやすかった・切り替え成功した声
  • ミルク拒否の改善例
  • 香りや味の感じ方

●② 医療者評価(産婦人科看護師+小児診療の現場)

  • 味覚テスト(酸味・甘さ・金属臭)
  • 溶けやすさ(ダマになりやすさ)
  • 混合育児での飲みムラ改善率
  • 完全ミルクに切り替える際の成功率

さらに関連する内容は、母乳とのバランスで起こるミルク拒否の記事でも触れています。


📌 飲みやすさ比較表(味・溶けやすさ・香り)

商品名 味のクセ 香りの強さ 溶けやすさ ミルク拒否改善の傾向
E赤ちゃん 最も弱い(母乳に近い) 自然・控えめ 非常に良い ◎改善例が多い
はいはい 弱め かなり控えめ 良い ◎初めての切替に成功例多数
ほほえみ やや強めのコク やや強い 非常に良い ○慣れるとよく飲む

🥇【1位】E赤ちゃん(ビーンスターク)

ミルク拒否の赤ちゃんでも最も飲みやすいと感じるケースが多いミルク。

特徴(PREP法:結論→理由→具体例→再結論)

結論:母乳に最も近い味と香りで、「拒否が強い子でも飲めた」という例が多いです。

理由:たんぱく質を細かく分解した「部分消化たんぱく」を使用しており、味のクセが極めて弱いからです。

具体例:

  • 急に飲まなくなった子が「E赤ちゃんなら飲めた」症例が多数
  • 香りが強くないため混合育児でも違和感が出にくい
  • 溶け残りが少なく、哺乳瓶拒否が起きにくい

関連:哺乳瓶だけ嫌がる赤ちゃんの特徴

E赤ちゃんは「味と香りのクセが弱い=拒否が起きにくい」ため1位に選びました。


🥈【2位】はいはい(和光堂)

クセが少なく、初めての切り替えで成功しやすいミルク。

結論:「とにかく飲まない」という相談で、はいはいを試して飲めた例が非常に多いです。

理由:

  • 香りが弱く刺激が少ない
  • 粉が軽く溶けやすい
  • 混合→完全ミルクへの移行がスムーズ

詳細は授乳環境の影響の記事でも説明しています。

迷ったら「はいはいで様子を見る」という選び方は多くの家庭で成功しています。


🥉【3位】ほほえみ(明治)

コクがある味だが、慣れれば飲みムラ改善に役立つミルク。

結論:味のコクが比較的強く、最初は嫌がる子もいますが「慣れたらよく飲む」ミルクです。

理由:

  • 脂質のコクが強い=母乳寄りの味と感じる子も
  • 溶けやすいので哺乳瓶での飲み心地が良い
  • 飲みムラがある子に合うケースが多い

飲みムラで悩む場合はこちら:飲みムラとの付き合い方

「慣れれば強い」ミルクであり、拒否が弱い子ではトップクラスの飲みやすさです。


🌿【4位】すこやか(ビーンスターク)

すこやかは同社の「E赤ちゃん」に比べると甘味がややしっかりしており、味の厚みがあります。

結論:「少し味のあるミルクが好きな赤ちゃん」にフィットしやすいタイプです。

理由:たんぱく質の配合がE赤ちゃんより大きめで、飲み応えが出るからです。

  • 香りは軽めで飲みやすい
  • 胃に負担が少なく、消化が安定しやすい
  • 甘味のバランスがよく、継続しやすい

生後4~6ヶ月以降の「飲みムラ」「途中で泣く」タイプに相性が良い傾向です。
関連記事:飲み始めは飲むのに途中で泣く理由


🍀【5位】ぐんぐん(和光堂)

コストパフォーマンスが良く、ミルク拒否が弱いタイプに向いている製品です。

結論:「一貫してよく飲む赤ちゃん向け」。初めての切り替えには向かない場合があります。

理由:味のコクがやや強く、香りも比較的しっかりしているため、敏感な子には合わないケースがあるためです。

  • 飲み慣れるとしっかり飲める
  • 価格が手ごろで継続しやすい
  • 粉の溶けやすさは平均以上

関連:空腹じゃないときの見分け方

飲みやすさトップ層には届かないものの、相性が合えば問題なく飲み続けられるミルクです。


🍼 ミルク拒否との関係|なぜミルクの種類で飲み方が変わる?

ミルク拒否は「味の違い」だけが原因ではありません。
ミルク拒否の原因一覧でも解説している通り、次のような要因が複合的に重なっています。

  • 味・香りが強い/弱い
  • 溶けにくくダマになる(飲み心地が悪い)
  • 胃への負担(消化のしやすさ)
  • 授乳姿勢・授乳環境の違い
  • 哺乳瓶・ニプルとの相性

つまり、ミルク自体の選び方は、ミルク拒否対策の一部にすぎないということです。
抱き方は飲みやすくなる抱き方・角度も参考にしてください。


📅 月齢別:飲みやすいミルクの選び方

● 新生児〜1ヶ月

  • 味・香りのクセが弱いミルクがおすすめ
  • E赤ちゃん/はいはいが相性◎

詳しくは 新生児〜1ヶ月のミルクがうまく飲めない原因 で解説しています。

● 2ヶ月

  • 急に飲まなくなる「2ヶ月の壁」が起きやすい
  • ミルクの味より授乳環境の影響が強い

関連記事:2ヶ月で急に飲まなくなる原因

● 3〜4ヶ月

  • 遊び飲み・周囲への興味で飲まないことが多い
  • 香りが控えめのミルクが飲みやすい

関連:3ヶ月の遊び飲み対策 / 4ヶ月の哺乳瓶拒否

● 5〜6ヶ月

  • 離乳食開始で飲む量が減りやすい
  • 飲み心地の良い溶けやすいミルクがおすすめ

関連:5〜6ヶ月のミルク拒否


🔄 ミルクの切り替え方|成功しやすい2ステップ

ステップ①:混ぜて移行(1:1 → 1:2 → 全量)

急な切り替えは拒否の原因になります。味の差を少しずつ薄めて慣らすのがポイント。

ステップ②:授乳姿勢と環境を整える

味が良くても姿勢が合わないと飲みません。詳しくは
ねんね飲みのやり方
飲ませ方のコツを参考にしてください。


🏥 受診すべき症状(ミルク拒否が続く場合)

次の症状がある場合は小児科受診を推奨します。

  • 体重が増えない(成長曲線が下降)
  • 12時間以上ほとんど飲まない
  • 脱水のサイン(口の乾き・尿が減る)
  • 機嫌が悪い/ぐったりする

関連記事:脱水症状の見分け方


🩺【医療者コメント】医師・産婦人科病棟看護師より

ミルクの飲みやすさは「味」「香り」「溶け方」で本当に変わります。 どれが正解というより、赤ちゃんそれぞれの“相性”があります。 ランキングはあくまで目安なので、焦らず一つずつ試して大丈夫です。ミルク拒否の背景には「感覚の敏感さ」「環境の刺激」「発達段階の変化」が関わることがあります。育児は不安になる場面が多いですが、ほとんどのケースは“成長の途中にある揺らぎ”です。


🌸 ミルク拒否に悩むパパ・ママへ

どのミルクでも大丈夫。それよりも、赤ちゃんに向き合っているあなたの姿が何より素晴らしいです。一つずつ試していけば、必ず赤ちゃんに合う方法が見つかります。

この記事が役に立ったら、他の記事も参考にしてみてくださいね。

👉 目次:ミルク拒否ガイド【保存版】|原因・対策・哺乳瓶選び・月齢別サポートまとめ

🩺この記事の執筆・監修者

📌 執筆者:
元産婦人科病棟看護師/第一子育児中の母

           

📌 医療監修:
医師/乳幼児・児童発達分野にて勤務経験あり/第一子育児中の父

※個別の診断・治療を提供するものではありません。必要に応じて医療機関へご相談ください。

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