【1ヶ月】ミルク量が安定しない・飲みムラがある原因|1日の波と立て直し方7つ
結論:生後1ヶ月の「ミルク量が安定しない」「飲みムラがある」「急に飲まない」は、成長(飲める量・眠り方・覚醒の質)の変化と、授乳リズムの過渡期が重なって起きることが多いです。1回ごとの量に一喜一憂しすぎず、1日のトータルと体重増加・おしっこで“安全”を確認しながら、少しずつ整えていくのが近道です🌼
この記事では、ミルク拒否・哺乳瓶拒否につながりやすい「飲みムラ」の原因を整理し、今日から実践できる立て直し方7つを具体的にまとめます。途中で泣く・寝落ちする・時間帯で飲まない…と悩む方も、やることが見えてきます。
今日のポイント(まずこれだけ)
- 「1回量」より「1日の平均」で見る(飲みムラの不安が減ります)
- 飲まない原因は“空腹じゃない・眠い・飲みにくい”が多い
- 環境&授乳ペースを整えるだけで改善することも
- 受診サインだけは早めにチェック(脱水・体重増加不良など)
まず知っておきたい:生後1ヶ月の飲みムラは「よくある」
生後1ヶ月は、赤ちゃんの体がぐっと育つ時期です。胃の容量が増えてまとめて飲める日が出てくる一方で、眠りのリズムはまだ不安定なので、眠気で途中でやめる・時間帯で飲み方が変わるのもよくあります。
また、授乳する側も「この時間にこの量を飲んでほしい」と期待しやすい時期。けれど、赤ちゃんの飲み方は日によって揺れます。飲みムラを“異常”と決めつけず、まずは安全の目安(体重・尿・機嫌)を押さえてから、立て直しに入ると焦りが減ります。
「新生児期の飲みにくさ」そのものが影響している場合もあるので、まだ月齢が浅い方はあわせてこちらも参考にしてください:
【新生児~1ヶ月】ミルクがうまく飲めない原因
ミルク量が安定しない・飲みムラがある主な原因
「飲まない=哺乳瓶拒否?」と不安になりますが、1ヶ月では本格的な哺乳瓶拒否というより、次のような“条件”が重なって一時的に飲みにくいことが多いです。
原因①:空腹のタイミングが合っていない(実はお腹が空いていない)
生後1ヶ月は、前の授乳の残り具合や睡眠の深さで空腹感が変わります。とくに間隔が短いと、赤ちゃんは飲む力があっても「今は要らない」となることがあります。
- 前の授乳から2時間経っていない
- 直前にちょこちょこ飲み(母乳・ミルク・搾乳)をしている
- 抱っこで落ち着いて、空腹より眠気が勝っている
「空腹じゃないサイン」の見分けがつくと、飲ませようとして焦る場面が減ります:
空腹じゃないときの見分け方
原因②:眠い・疲れている(飲む力が出ない/寝落ちする)
1ヶ月は起きていられる時間(覚醒時間)が短く、眠気が強いと吸う力が弱くなり、途中で寝たり、飲み始めてもすぐ泣いたりします。授乳のタイミングが眠気のピークと重なると、飲みムラが増えやすいです。
原因③:空気・げっぷ・お腹の張りで中断しやすい
哺乳瓶授乳では空気を飲み込みやすく、お腹の張りがあると途中で嫌がることがあります。泣く→空気を飲む→さらに苦しい…のループで飲めない日も。
原因④:乳首(ニプル)の流量・硬さ・穴が合っていない
飲みムラが続くときは、「哺乳瓶拒否」以前に飲みにくさが隠れていることもあります。
- 流量が遅すぎる:疲れて途中でやめる、怒って泣く
- 流量が速すぎる:むせる、咳き込む、怖くなって拒否
- 乳首が硬すぎる/口に合わない:吸い付きが浅くなる
原因⑤:授乳環境(匂い・温度・光・音)で集中できない
1ヶ月でも、光や音、部屋の温度、抱っこの角度で飲みやすさが変わります。とくに夕方〜夜は周囲がバタつき、赤ちゃんも疲れているため、飲みムラが目立ちやすいです。
原因⑥:体調不良(鼻づまり・発熱・胃腸症状など)
鼻が詰まると、吸う・飲む・息をするが同時にできず、途中で泣きやすくなります。いつもと違う様子があるときは無理に飲ませようとせず、次章の「受診目安」もチェックしてください。
原因⑦:授乳ペースが合わない(速すぎ/急かされる)
哺乳瓶を傾けすぎたり、休憩なしで飲ませると、赤ちゃんは息継ぎがうまくできず嫌がることがあります。逆に、間が空きすぎて冷めたり、集中が切れても中断につながります。
チェックリスト:飲みムラが起きる日の「原因しぼり込み」
原因を一気に全部直そうとすると大変なので、まずは当てはまるものをチェックして、対策の優先度を決めましょう。
| チェック項目 | 当てはまりやすいサイン | 最初の対策 |
|---|---|---|
| 空腹じゃない | 少し飲んで満足、口を閉じる/舌で押し出す | 間隔を少し伸ばす・様子見 |
| 眠気が強い | 吸う力が弱い、途中で寝落ち、抱っこでウトウト | 眠くなる前に早めに授乳 |
| お腹の張り | 反り返る、足を引きつける、飲みながら唸る | 途中で休憩+げっぷ |
| 流量が不一致 | 遅い:怒る/速い:むせる・咳き込む | 乳首サイズ・姿勢を見直す |
| 環境ストレス | キョロキョロ、急に飲み止める、泣く | 暗め・静か・同じ場所 |
| 体調不良 | 鼻づまり、発熱、下痢、嘔吐、ぐったり | 受診目安を確認 |
「1日の波」:時間帯で飲まないのはなぜ?
1ヶ月の飲みムラは、時間帯で偏りが出ることがよくあります。これは珍しいことではなく、赤ちゃんの覚醒の質・疲れ・環境の変化が影響します。
| 時間帯 | よくある飲み方 | 起きやすい原因 | コツ |
|---|---|---|---|
| 朝 | 意外と飲まない日がある | まだ眠い/前夜の摂取が多い | まずオムツ→少し落ち着かせてから |
| 昼 | 波が大きい | 覚醒が短い/刺激が多い | 静かな場所・短時間でサッと |
| 夕方 | グズって飲めない | 疲れ・黄昏泣き・お腹の張り | 休憩を増やす/抱っこで整える |
| 夜 | まとめて飲む日も | 環境が落ち着く/眠気も強い | 眠気が来る前にタイミング調整 |
「日中だけ飲まない」「夕方だけ荒れる」などの時間帯の偏りが強いときは、授乳サイクル(昼寝との組み立て)を整えるだけで改善するケースもあります:
昼寝と授乳サイクルの整え方
立て直し方7つ|今日からできる“飲みムラ対策”
ここからは、ミルク拒否・哺乳瓶拒否につながりにくい形で、飲みムラを整えるための具体策です。全部やる必要はありません。上のチェックリストで当てはまったものから、1〜2個ずつ試していきましょう😊
①「1回量」ではなく「1日の平均」で見る(不安を減らす第一歩)
飲みムラがあると、「前回120mL飲んだのに今回は40mL…」と焦りやすいです。でも、赤ちゃんは波があるのが普通。大事なのは1日のトータルと平均です。
- 1日分をメモして、合計量を見る
- 2〜3日単位で見て、平均を確認する
- 尿・便・機嫌が保てているかもセットで確認
平均で見るコツはこちらに詳しくまとめています:
ミルク量が毎日バラバラなときの平均の考え方
②授乳間隔を「15〜30分」だけ調整してみる
空腹が浅い状態で飲ませようとすると、拒否っぽく見えます。逆に空きすぎると疲れて泣いて飲めないことも。まずは大胆に変えず、15〜30分の微調整がおすすめです。
調整の目安
- 飲まない→次回は少し遅らせる(空腹を待つ)
- 泣きすぎて飲めない→少し早める(限界になる前)
- 日中の刺激が多い→場所とタイミングを固定
③「授乳前のルーティン」で赤ちゃんのスイッチを入れる
哺乳瓶拒否に見えても、実は「落ち着けない」「興奮している」ことがあります。授乳前に毎回同じ流れを作ると、赤ちゃんが飲むモードに入りやすくなります。
- オムツ替え→同じ椅子・同じ抱っこ→声かけ(いつも同じ)
- 部屋を少し暗くして、音を減らす
- 肩・背中を数回トントンして呼吸を落ち着かせる
④途中で止まる子は「小分け休憩+げっぷ」でリスタート
1ヶ月はまだ飲みながら空気が入りやすいので、途中で苦しくなってやめることがあります。1回で飲み切らせようとせず、途中休憩を挟むと、結果的に総量が増えることもあります。
やり方(例)
- 20〜40mLごとに一度、哺乳瓶を外して休憩
- 縦抱きで背中をさすり、げっぷを促す
- 落ち着いたら再開(無理なら次回へ)
⑤乳首(ニプル)と角度を見直す:飲みやすさは“ミルク拒否予防”になる
飲みムラがあると、「哺乳瓶拒否かも」と思って哺乳瓶を次々変えたくなります。ですが、まずは今の乳首で“飲める条件”を整えるのが先です。
- 哺乳瓶の角度:乳首にミルクが満たされる角度(空気を吸いにくい)
- 赤ちゃんの首:少しだけ顎が引ける姿勢(反り返りすぎない)
- 吸う音:チュパチュパと空気音が強いなら、吸い付きが浅い可能性
「いきなり哺乳瓶を買い替える前」にできる確認はこちら:
哺乳瓶を変える前にやるべきチェックリスト
⑥温度・濃度・作り方を一定にして“味ブレ”を減らす
ミルクは少しの温度差でも、赤ちゃんによっては反応が変わることがあります。「今日は飲まない…」の日ほど、いつもと同じ条件に寄せるのがコツです。
- 温度:普段の「ちょうどいい」を固定(熱すぎ・冷たすぎを避ける)
- 濃度:計量スプーンはすり切り、湯量を毎回そろえる
- 泡:強く振りすぎると泡で飲みにくくなる子も(やさしく混ぜる)
⑦「飲める時間帯」に寄せる:夕方が荒れるなら“前倒し”が効く
夕方にグズって飲めないタイプは、疲れが溜まっていることが多いです。そこで「夕方に何とか飲ませる」より、夕方前に飲める形を作る方がうまくいくことがあります。
- 夕方に飲まない→1つ前の授乳を少し早める
- 眠いのに飲ませている→眠くなる“少し前”に授乳
- 夜にまとまる→夜の飲める時間を活用(ただし無理はしない)
「ねんね飲み(眠りながら飲む)」を取り入れるか迷う方は、基本の整理を先に確認すると安心です:
ねんね飲みとは?
比較表:飲みムラのとき「やると良いこと」vs「やりすぎ注意」
| やると良いこと(整える) | やりすぎ注意(悪化しやすい) |
|---|---|
| 1日の平均・尿・体重で全体を見る | 1回量だけで評価して、毎回焦る |
| 授乳前の環境を固定して落ち着かせる | 泣いたらすぐ場所を変え、刺激が増える |
| 途中で休憩し、げっぷでリスタート | 飲み切るまで押し込む/急かす |
| 温度・作り方を一定にして“味ブレ”を減らす | 毎回条件を大きく変え、原因が分からなくなる |
受診の目安:ミルク量が少ない日があっても「ここ」は確認
飲みムラ自体はよくありますが、次のようなサインがあるときは、早めに医療機関へ相談した方が安心です。迷う場合は、受診目安の整理をしてから判断しましょう。
- おしっこの回数が明らかに少ない/濃い(脱水が心配)
- ぐったりして反応が弱い、顔色が悪い
- 発熱、嘔吐(吐き戻しではない)、下痢が続く
- 体重が増えない(成長曲線から外れる)
受診すべき症状のまとめはこちら:
ミルク拒否で受診すべき症状
よくあるQ&A
Q1. 「飲みムラ=哺乳瓶拒否」でしょうか?
A. 1ヶ月では、哺乳瓶そのものを強く嫌がる“典型的な哺乳瓶拒否”よりも、空腹・眠気・飲みにくさなど条件の問題が多いです。まずはチェックリストで原因をしぼり、環境と授乳ペースを整えるのがおすすめです。
Q2. 途中で寝る子は、起こして飲ませるべき?
A. 無理に起こすと嫌になってミルク拒否につながることがあります。基本は休憩→げっぷ→再開を試し、それでも難しければ次回に回して1日の平均で調整するのが安全です。
Q3. 毎回の量が少なくて不安です…
A. 不安なときほど、「1日の平均」+「尿」+「体重」の3点セットで判断するとブレが減ります。平均の見方は以下が参考になります:
ミルク量が毎日バラバラなときの平均の考え方
【医療者コメント】医師・産婦人科看護師より🌸
生後1ヶ月は、赤ちゃんもパパ・ママもまだ「生活のリズムを作っている途中」です。飲める量が日によって違うのは珍しくありません。焦りが強いときは、1回量ではなく1日の流れで見て、できた部分に目を向けてくださいね。
飲みムラがあっても、尿が保てて機嫌がよく、体重が増えていれば大きな心配がないことも多いです。一方で、脱水や体重増加不良、ぐったり、発熱、繰り返す嘔吐などがある場合は早めの受診が安心です。
育児に取り組むパパ・ママへ🌼
毎日の授乳、本当におつかれさまです。うまくいかない日があっても、それは“失敗”ではなく、赤ちゃんが育っている途中のサインかもしれません。今日できる小さな工夫から、一緒に整えていきましょう😊
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👉 目次:ミルク拒否ガイド【保存版】|原因・対策・哺乳瓶選び・月齢別サポートまとめ
🩺この記事の執筆・監修者
📌 執筆者:
元産婦人科看護師|第一子育児中の母
産前・産後ママたちを数多くサポート。看護師&育児経験を活かし当ブログの執筆・運営を担当🌸
📌 医療監修:
医師|第一子育児中の父
発達特性やメンタルヘルス領域が専門🌻
医学的な正確性・安全性(受診目安や表現の適切性)の確認を中心に当ブログを監修🌼
※個別の診断・治療を提供するものではありません。必要に応じて医療機関へご相談ください。


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