授乳で手首が痛い…腱鞘炎を悪化させない手首保護グッズと使い方

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授乳で手首が痛い…腱鞘炎を悪化させない手首保護グッズと使い方

結論:授乳中の手首の痛み(腱鞘炎っぽい痛み)は、「手首〜親指の固定(またはサポート)+抱き方の工夫+短い休憩」で悪化を防げることが多いです。特に、痛みが出やすい“親指側”まで支えられる親指固定タイプ(母指サポーター)を使うと、授乳がかなり楽になるケースがあります🙂

このページでは、0〜12ヶ月の赤ちゃんを育てる保護者に向けて、腱鞘炎を悪化させにくい手首保護グッズ(具体的なメーカー・商品名)と、授乳での使い方をまとめます。手首がつらいと授乳姿勢が崩れ、赤ちゃんが落ち着かずミルク拒否・哺乳瓶拒否(飲まない)につながることもあるため、「手首を守る=授乳を安定させる」一手にもなります。

※ミルク拒否の全体像(原因と対策)を整理したい方は、まずはこちら:
🌻 ミルク拒否ガイド【保存版】|原因・対策・哺乳瓶選び・月齢別サポートまとめ


まず確認:その痛み、腱鞘炎(ドケルバン病)かも?

授乳期の手首痛で多いのが、親指側(手首の外側)がズキッとする腱鞘炎(ドケルバン病)です。

腱鞘炎とは?
腱(けん:筋肉と骨をつなぐ“ひも”のような組織)が通るトンネル(腱鞘:けんしょう)が、使いすぎでこすれて炎症を起こし、痛み・腫れが出る状態です。授乳や抱っこは「親指を広げる」「手首を反らす」「赤ちゃんの頭を支える」動きが増えるため、どうしても負担が集中しやすくなります。

【セルフチェック】当てはまると腱鞘炎っぽいサイン✅

  • 親指側の手首が痛い(特に抱っこ・授乳のあと)
  • 親指を広げたり、ひねったりするとズキッとする
  • 朝の動き出しがつらい/こわばる
  • 片手で哺乳瓶を支えると痛い
  • 手首を反らせる姿勢(赤ちゃんの頭を支える形)で悪化しやすい

※しびれ(指先がジンジン)や感覚の鈍さが強い場合は、腱鞘炎以外(神経の圧迫など)もあり得るため、後半の「受診の目安」も参考にしてください。


手首が痛いと、なぜミルク拒否・哺乳瓶拒否につながることがあるの?

「手首の痛み」と「赤ちゃんが飲まない」は別の悩みに見えますが、実はつながりやすいです。

  • 痛みを避けて姿勢が崩れ、赤ちゃんの首・体が不安定になりやすい
  • 抱き方が不自然になり、乳首(ニップル)の当たり方や哺乳瓶の角度が変わる
  • 介助がぎこちなくなり、赤ちゃんが落ち着かず「飲まない」きっかけになる
  • 親のストレスが増え、授乳が“急ぎモード”になりやすい

授乳姿勢や角度の基本は、こちらも参考に:飲みやすくなる抱き方・角度飲ませ方のコツと姿勢調整


今日からできる:悪化させない基本方針(3本柱)

①固定(またはサポート):痛い動きを減らす
②支えを増やす:手首“だけ”で支えない(授乳クッション等)
③短く休む:炎症を“積み上げない”

この3つを同時にやると、回復が早くなることが多いです。


【比較表】手首保護グッズはどれを選ぶ?(痛みタイプ別)

グッズの種類 向いている痛み メリット 注意点
親指固定タイプ(母指サポーター) 親指側がズキッ/抱っこ・授乳で悪化(ドケルバン疑い) 痛みの原因動作(親指の広げ・手首の反らし)を減らしやすい 固定が強すぎると家事がやりにくい/サイズ選びが重要
手首固定タイプ(リストサポーター) 手首全体が痛い/反らすと痛い 手首のブレを減らし、授乳中の安定が出やすい 親指の痛みが主役の人は“親指固定”のほうが合うことも
圧迫バンド(手首バンド) 軽〜中等度の痛み/予防・再発防止 薄くて邪魔になりにくい/着脱が簡単 炎症が強い時は固定力が足りない場合がある
テーピング(キネシオ等) 動かしながら支えたい/ピンポイントで補助したい 必要部位だけサポートできる/洗っても乾きやすい 貼り方で効果が変わる/かぶれやすい人は注意
温冷ケア(アイシング・温熱) ズキズキ・熱感(急性)/こわばり(慢性) 痛みを落ち着かせ、授乳を回しやすくする 冷やしすぎ・温めすぎは逆効果になり得る

授乳期の手首を守るおすすめグッズ

ここでは、入手しやすく、授乳中に使いやすいものを中心にピックアップします(同等品でもOKです)。
※医療機器としての扱い・適応は製品ごとに異なるため、購入時は表示をご確認ください。

1)親指固定タイプ(母指サポーター)|親指側が痛い人の第一候補

  • 3M FUTURO(フツロ)「親指サポーター(親指固定タイプ)」:親指〜手首をまとめて支えたいときに
  • bonbone(ダイヤ工業)「親指サポーター(母指固定系)」:装着感が合えば授乳中の安定が出やすい
  • バンテリンコーワサポーター「手くび専用(親指サポート機能付きのタイプ)」:店頭で試しやすいことが多い

使いどころ:痛みが強い日、長時間抱っこが続く日、夜間授乳が連続する時期(新生児期など)に特に相性が良いです。

2)手首固定タイプ(リストサポーター)|手首全体がつらい人に

  • ZAMST(ザムスト)「リストバンド」:薄めで巻きやすく、軽〜中等度のサポートに
  • MUELLER(ミューラー)「リストスタビライザー(手首固定系)」:しっかり固定したい日に
  • ピップ「プロ・フィッツ サポーター 手首用」:日常使いしやすいタイプが多い

3)テーピング(キネシオロジーテープ)|“動きながら支える”補助

  • NITREAT(ニトリート)「キネシオロジーテープ」
  • battlewin(バトルウィン)「キネシオロジーテープ」

固定具が苦手な方や、汗・水仕事が多い方は、テーピングが合うことがあります。貼り方は後半で紹介します(簡単版)。

4)授乳姿勢の負担を減らす補助グッズ(“手首以外”で支える)

手首サポーターだけでも楽になりますが、さらに効くのが「支えを増やす」方法です。授乳クッションを使うと、手首が“持ち上げ役”から解放されます。

  • 青葉「天使の授乳クッション」:高さが出やすく、前腕の負担が減りやすい
  • My Brest Friend(マイブレストフレンド)「授乳クッション」:ウエストで固定するタイプで姿勢が安定しやすい
  • MOGU(モグ)「授乳クッション」:フィット感が好みなら選択肢に

授乳の便利ツール全般はこちらにも整理しています:授乳ライト・授乳クッションなど便利ツール

5)温冷ケア

  • 小林製薬「熱さまシート(冷却シート)」:軽い冷却で一時的に落ち着かせたいとき
  • レンジで温めるタイプの温熱パック(各社):こわばりが強い時の“温め”に

※急にズキズキ・熱っぽい(炎症が強そう)ときは冷やす、慢性的なこわばりには温めるが合いやすい傾向があります(ただし合わない場合もあります)。


【使い方】サポーターは“いつ・どのくらい”つけるのが正解?

結論:サポーターは「24時間つけっぱなし」より、痛みが出る動作(授乳・抱っこ・哺乳瓶洗いなど)の時間帯に集中して使うほうが、日常生活を回しやすいです。

基本の目安(迷ったらこれ)

  • 授乳・ミルク作り・抱っこ中:つける(特に痛い方の手)
  • 寝るとき:痛みが強い日は検討(締め付けすぎない)
  • 家事で水を触るとき:素材によっては外す(濡れたままは蒸れやすい)

装着のポイント(効きやすくするコツ)

  • 手首が反った状態で固定しない(できるだけ“まっすぐ”寄り)
  • 締め付けは「支えられるけど、しびれない」強さ
  • 親指固定タイプは、親指を開きっぱなしにしない位置で固定

装着して「指先がしびれる」「色が悪い」「痛みが増える」場合は、サイズ・締め具合が合っていない可能性があります。


授乳で悪化させない“持ち方・姿勢”のコツ(手首を守る)

1)手首を反らさない:手のひらで支えるより“前腕で支える”

赤ちゃんの頭や哺乳瓶を、手のひらだけで支えると手首が反りがちです。
できるだけ前腕(ひじ〜手首の間)で受け、手首は“添えるだけ”に寄せます。

2)授乳クッションで高さを出す(手首の仕事を減らす)

赤ちゃんの位置が低いと、手首で持ち上げ続ける形になりやすいです。クッションで赤ちゃんを“あなたの高さに合わせる”発想にすると楽になります。

3)哺乳瓶は「角度」より「姿勢」優先(焦って立てすぎない)

急いで飲ませようとして角度を立てすぎると、腕〜手首が固まります。赤ちゃんが飲みやすい角度の基本は、こちらも参考に:飲みやすくなる抱き方・角度

4)環境を整えて“暴れにくくする”(手首への突発負荷を減らす)

赤ちゃんがキョロキョロして体が反ると、支える側の手首に急な負荷がかかります。照明・音・姿勢などは地味に効きます:授乳環境(匂い・姿勢・温度)の影響


【簡単版】テーピングの使い方

テーピングは貼り方で効果が変わります。ここでは“やりすぎない”簡易版のみ紹介します。皮膚が弱い方は無理せずサポーター優先でもOKです。

親指側が痛い(腱鞘炎っぽい)場合

  1. 親指の付け根〜手首の外側(痛いライン)をまたぐように、テープを1本貼る
  2. もう1本、手首を一周するように軽く巻いて“ブレ”を減らす
  3. 貼ったあと、親指をゆっくり動かして痛みが減るか確認

注意:強く引っ張って貼りすぎると、かぶれ・血流低下の原因になります。「軽く支える」が基本です。


【Q&A】授乳期の手首痛でよくある疑問

Q1. 痛いけど、授乳をやめた方がいい?

完全にやめる必要があるとは限りません。まずは固定・支え・休憩で負荷を減らし、痛みが強い日は周囲に頼るのも大切です。授乳を続けるか迷うほどつらい時は、医療機関で相談すると安心です。

Q2. サポーターはいつまで使う?

「痛みが落ち着いてきたら短時間にする→再発しないか確認→必要時だけ使う」という段階的な減らし方が無難です。急にゼロにすると戻ることもあります。

Q3. 痛みで授乳がうまくいかず、赤ちゃんが飲まない…

手首の痛みで抱き方が変わると、赤ちゃんの飲み方が乱れることがあります。まずは姿勢と環境を整え、必要なら哺乳瓶の工夫も検討します。原因の整理はこちら:ミルク拒否の原因一覧


受診の目安(我慢しすぎないでOK)

次に当てはまる場合は、早めに医療機関へ相談がおすすめです。

  • 痛みが強く、抱っこや授乳が成立しない
  • 手首〜指先のしびれや感覚の鈍さが強い
  • 腫れが強い/赤い/熱っぽい
  • 数週間セルフケアしても改善しない、むしろ悪化している
  • 転倒などの外傷後から痛い(骨や靭帯の問題の可能性)

「痛みで授乳が怖い」「授乳のたびにストレスが増える」場合は、心の負担も無視しないでください。


【医療者コメント】医師・産婦人科看護師より🌸

授乳期の腱鞘炎は、頑張り屋さんほど悪化しやすい印象があります。サポーターや授乳クッションは“甘え”ではなく、授乳を続けるための道具です。まずは「痛い動きを減らす」ことを最優先にして、無理のない形で回していきましょう🙂

腱鞘炎は使い方(負荷)を変えるだけでも改善が見込める一方、炎症が強い状態で無理を続けると長引くことがあります。固定具の活用、姿勢の調整、休息を組み合わせても改善しない場合や、しびれ・強い腫れを伴う場合は、早めに受診して状態を確認すると安心です。


育児に取り組むパパ・ママへ🌼

痛みがある中での授乳は、本当に大変です。
「道具に頼る」「休む」「誰かに任せる」も立派な育児です。うまく力を抜きながら、無理のないペースで進んでいきましょう🌼

この記事が役に立ったら、他の記事も参考にしてみてくださいね。
👉 目次:ミルク拒否ガイド【保存版】|原因・対策・哺乳瓶選び・月齢別サポートまとめ

🩺この記事の執筆・監修者

📌 執筆者:
元産婦人科看護師|第一子育児中の母
産前・産後ママたちを数多くサポート。看護師&育児経験を活かし当ブログの執筆・運営を担当🌸

📌 医療監修:
医師|第一子育児中の父
発達特性やメンタルヘルス領域が専門🌻
医学的な正確性・安全性(受診目安や表現の適切性)の確認を中心に当ブログを監修🌼  

※個別の診断・治療を提供するものではありません。必要に応じて医療機関へご相談ください。

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